パンケーキが人気の注目の喫茶店が札幌市に初上陸した。出店したのは商業ビルが立ち並ぶ中心部ではなく白石区。札幌駅前を中心に再開発が進む市内で、いま白石区に出店が相次ぐ背景を取材した。

"映える"パンケーキが人気の店 札幌に初上陸

たっぷりのクリームと彩り豊かなフルーツであしらわれた名物のパンケーキ。

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そして…
甘めのケチャップがたまらない「鉄板ナポリタン」など、ボリュームたっぷりのメニューも。

札幌市白石区の商業施設「ラソラ札幌」に12月22日にオープンしたのは、東海地方を中心に全国展開する喫茶店「さかい珈琲」。

北海道内への出店は帯広市に続き2店目で、札幌は初上陸だ。

さかい珈琲ラソラ札幌店・佐藤裕さん:
コロナ対策も気を遣いながら、検討・設計・施工をして、コロナに負けない店づくりができた

"映える"パンケーキとフードメニューが好評で、女性客の比率は65%に上る。

女性客:
おいしいです

女性客:
雰囲気良いですね。広いし長居しやすい

パンケーキはふわふわで、口の中でとろける食感。中にはカスタードも入っていて人気だ。

"出店ラッシュ"の札幌・白石区…住み心地は?

同じ「ラソラ札幌」には2021年7月、大手回転寿司チェーン「くら寿司」が北海道1号店を開店するなど、白石区では出店ラッシュが続いている。

住民は「住み心地」をどう感じているのだろうか。

住民:
駅周りに色々あるので、何でもそろいやすいと思います

住民:
お子さんが増えてきた。住みやすい街

マンションの建設が進み、人口も増加傾向が続く白石区。利便性の良さがさらなる出店を呼び込む中、不動産に詳しい専門家は今後もこの傾向は続くとみている。

"利便性のよさ"が出店を呼び込む状況に

不動産市況アナリスト・志田真郷さん:
郊外の用地が高くなく、道路の位置が良いところに、車で来る人向けの業態の出店がどんどん増えていくだろう

今後も出店が続きそうだという白石区の「東札幌」地区。「幅広い世代の集客が見込める」ことも出店の理由だという。

この周辺では2016年に「コメダ珈琲店」も出店し、2021年7月に「くら寿司」も出店している。

東札幌地区は、もともと自転車で行けるほど札幌中心部へも近く、現在建設中の豊平川の新しい橋が完成すると、さらに中央区や東区との利便性が高まることも出店の追い風になっているとみられる。

札幌中心部だけでなく、住みやすい町がさらに増えそうだ。

(北海道文化放送)

北海道文化放送
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