世帯保有率は86.8パーセント、今やほぼすべての世代が持っているスマートフォン。しかし、スマホを使いこなす若い世代と、大人世代とでは大きなギャップある。

メッセージのやりとりや、検索の仕方、果ては待ち合わせの方法まで、スマホの使い方は年の差で全く違うという。

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めざましテレビ「ココ調」では「スマホの使い方 年の差ギャップ」を調査した。

大人世代は「Google・Yahoo!」で検索 

まずは40代から50代の世代にスマホでどのようにネット検索するか、聞いてみると…

50代男性A:
Yahoo!ですね。昔からYahoo!だから、われわれ世代はYahoo!…

50代男性B:
Googleが多いですね、ググってますね

40代~50代がネット検索で使うのは「Google」が1位。2位がYahoo!、3位はInstagram、4位はTwitter、5位がTikTokだった。

若者世代はSNSで「ハッシュタグ検索」

一方で、10代~20代の若い世代は…

10代女性A:
Googleあまり使わなくない?

10代女性B:
地図しか見なくない?地図、Googleマップ

さらに…

10代女性C:
SNSでハッシュタグで検索するのが多いかな

20代女性A:
タグる方が多いですね

「タグる」とは、SNSの投稿にひも付けられたハッシュタグ「#」で検索をすること。例えば「#フジテレビ」「#めざましテレビ」のように「#」のついたキーワードで表記されている。

番組で10代~20代の50人にアンケートしたところ、実に9割の45人が「タグっている」と答えている。

何を使って検索をするか比べてみると、10代~20代の圧倒的1位はInstagram。2位はGoogle、3位はTikTok、4位はTwitter、5位はYahoo!となった。先ほどの40代~50代とはかなり順位が異なる。

特にハッシュタグ検索をするかしないかで、大きな年の差ギャップがあることが分かった。

実際にインスタグラムで「#渋谷カフェ」と検索してみると「渋谷カフェ」のキーワードでタグ付けされた投稿は59万1000件。(12月14日時点)

小山内鈴奈アナウンサー:
おいしそうな画像がたくさん出てきます

ケーキやトーストなど、まさにインスタ映えするおいしそうな画像が盛りだくさん。いまの流行りもキャッチできる。

10代~20代はハッシュタグでいったい何を検索しているのか?アンケートした所、3位が「好きなアイドル」、2位は「ファッション」、そして1位が「グルメ」という結果に。

原宿に来ていた女性2人も、TikTokで見つけた豆柴カフェに行くという。

20代女性B:
きょうも実際にTikTokの(検索した)ところに行きます。「カフェと犬」っていうのがあったんで、いい場所だなと思って。文章とかで見るよりも「行きたい」ってなります

一方で、ハッシュタグ検索については、こんな意見も…

10代女性D:
わざとらしい文があったら、これPRかなみたいな

10代女性E:
本当に本人がオススメしているやつかどうか、見極めたりすることは多いです

ハッシュタグで宣伝効果を狙った投稿があることも分かった上で、知りたい情報によって様々な検索方法を工夫しているそう。

続いては「待ち合わせの仕方」にも年の差ギャップがあるという。

40代女性:
到着したらLINEで「ついたよ」って送ってって感じですかね

若者世代は「居場所が分かるアプリ」で待ち合わせ

一方、若い世代は…

10代女性F:
待ち合わせをする時に、いま相手がどこにいるかわかるようになっていて

10代女性G:
今までは「ここにいるから ここに来て」だったけど、「ゼンリー見て ここ来て」みたいな

使っているのは、お互いの位置が分かる「Zenly」というアプリ。若い世代の多くがこれを使って待ち合わせをしているという。

実際にアプリを使って待ち合わせ場所へ

どのように使っているのか?実際に待ち合わせするところを見せてもらうことに…

10代女性H:
ここに私たちがいて、ここに友達2人がいる状態なんですけど

2人がいるのは原宿駅の竹下口前。別の2人は、約200メートル離れた場所にいる。

移動すると地図上でもアイコンが動き、お互いが今どこにいるかが一目瞭然だ。

10代女性H:
信号を渡ってもうちょっとあっちの方…

移動の速度まで分かるので、これなら細かい待ち合わせ場所を決める必要もない。

アプリを使って進んでいくと無事に出会うことができた。

10代女性H:
あ、いた見つかったヤッホー。どこにいるって言われるよりも、アイコンとかで位置情報が見える方が、こっちもわかりやすい

10代女性I:
アイコンがどんどん近づいてくるから見てて、あぁもういるわって

大人世代は「LINE」若者世代は「インスタのDM」

そして、年の差ギャップは、「メッセージのやりとり」でも…

40代男性A:
LINEが一番使いやすい

50代男性C:
LINEが多いですね、仕事上もLINEが増えています

メッセージのやりとりで、よく使われるのがLINE。

しかし、若い世代は…

10代女性J:
前はLINEを使うことが多かったんですけど、今はインスタのDMの方が使うことが多いですね

LINEよりも、インスタのダイレクトメッセージで連絡を取り合っているという若い世代。

DMのメッセージの下にハートマーク どんな意味?

そのやりとりを見せてもらうと、メッセージの下には、ハートのマーク。

いったいどういう意味があるのか?

10代女性K:
もうここで話を終わらせていいかなと思ったときはとりあえず「いいね」してます。私が今日のマスクどっちを使うかを聞いて、使わないっていう答えが返ってきたので、オッケーっていうメッセージを送ったら、この子がいいねを押して、私が既読感覚でいいねを押して、これで会話が終わりです

メッセージをダブルタップして「いいね」マークを付けたら、それが会話終了の合図だそう。

10代女性L:
ハートを送れば文が終わる。なんとかだねうん、で終わらないで、うんの後にハートを返すことで不快感なく終われる

20代女性C:
ハートだけ来た方も、もう終わりかなって察するんですよね

20代女性D:
(ハートは)マルみたいな。句読点のマル

」マークについて「このマークといえば何か?」それぞれの世代50人に聞いてみると、40代~50代は8割以上の43人が「ハートマーク」と回答。

しかし、インスタに慣れ親しんでいる若い世代は逆で、8割以上の44人が「いいねマーク」と答え、ここでも年の差ギャップが明らかになった。

このマークの使い方について、上の世代は…

50代女性:
(やりとりが)長くなっちゃうこともあるので、若い子たちにはそれもありなんですかね?私たちはちょっとないかもしれない

――ご主人がこのマークを送ってきたら?

50代女性:
なんだそりゃ、はいはいって感じですよね

スマホの使い方、年の差ギャップ、皆さんどちらに共感しましたか?

(「めざましテレビ」12月15日放送より)