岸田総理大臣は来年の春闘に向けて、経済界に3%程度の賃上げを要請する方針であることが分かった。
政府はきょう午後に「新しい資本主義実現会議」の第三回会合を行い、経団連の十倉会長など、経済団体のトップらと賃上げに向けた協議を開始する。政府関係者によると、岸田総理は賃上げ交渉などを行う来年の春闘に向け、経済界に対し、3%程度の賃上げを要請する方針であることが分かった。
岸田総理は自身が掲げる「成長と分配の好循環」の実現に向け、分配重視の政策である「賃上げ」を求めることで、中間層を中心とする所得拡大に力を入れる考えだ。