新品のまま服が大量に廃棄され、環境破壊や労働環境などさまざまな課題を抱えるファッション業界。
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「エシカルな洋服を着たいと思う人は、日本人の中では約8割いるのですが、価格が高かったり、デザインが普通の時に着られなかったりして、選択肢がない状況が見えてきた。日本の消費の環境を変えることが大事だと思った」
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そう語るのは、「Enter the E」のCEOで社会起業家の植月友美さん。
大手アパレル企業に勤めていた植月さんは2019年、世界中から人と環境に配慮したブランドを集めたセレクトショップ「Enter the E」を立ち上げた。
簡単に服を捨てて欲しくない
各国のブランドを訪ね歩き、持続可能な材料や情報の透明性、作り手へのリスペクトなど、独自の選定基準をクリアしたものだけを仕入れている。
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また、製造過程での水の消費量やCO2の排出量などを消費者に開示しているブランドや、フェアトレードと環境の世界基準の認証ラベルを併せ持つブランドも。ポップには創業者のビジョンや項目ごとの達成度を表示している。
店を訪れた女性は「取り組んでいる人がどんな人なのか見られるのは興味深い」と話した。
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週に1度、オンライン受注販売会も行い、植月さんはそれぞれのブランドのストーリーを伝えてる。消費者がブランドのストーリーを知れば、もっと服を大切にするし、商品が届くまでの時間が楽しみになる。完全受注販売に移行できれば、在庫も使い捨ても無くせるのだという。
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植月さんは「作っている人たちの努力とか思いは見えないじゃないですか。それを私たちがお伝えして、長く本当に大切に着ていただきたいなと思っています」と語った。
「Enter the E」
https://enterthee.jp/whoweare/
「フューチャーランナーズ~17の未来~」
フジテレビ 毎週水曜日22:54~23:00放送中(関東ローカル)
BSフジ 毎週土曜日 21:55~22:00放送中
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SDGs
SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。
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