「to loved ones」"愛する人、大切な人へ”という思いが込められている。
自信を持って勧められる商品を届けたいと、島根・松江市でたった1人で加工食品の製造販売を手掛ける男性に密着した。

松江市中心部に2021年4月にオープンした「to loved ones」。
白を基調としたシンプルなデザインの内装だ。

まるでカフェのような店内
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一見カフェのような店内で販売しているのは、新鮮な魚介をはさんだピタサンドや手作りの練り物入りのおでんなどの品々。店内で食べることもできる。

魚のピタサンド

to loved ones 小松原大志代表:
こちらがソーセージのスライスです。お魚と藻塩とコショウしか使っていません

お客さんのお目当て、店の看板メニューは「お魚ソーセージ」。全て山陰沖で獲れたもので、添加物は一切使っていない。

看板メニューのお魚ソーセージ

こだわりのソーセージをたった1人で製造・販売しているのが、社長の小松原大志さんだ。

to loved ones 小松原大志代表:
水揚げされた魚をどう加工品にして、おいしく召し上がっていただくかを考えている

無添加「お魚ソーセージ」の完成までを密着

練り物商品は、保存料や着色料など添加物が入っているのが一般的。

小松原さんは、13年間務めたかまぼこ製造メーカーを2020年に退社。
店の名前「to loved ones」は、日本語で「大切な人へ」。
大切な人に、自信を持って勧められる商品を作りたいという思いを込めた。

こだわったのが「無添加」。完成までを密着した。

~1日目~

to loved ones 小松原大志代表:
この下に腎臓と動脈が走っています。この中に水を入れてやります

山陰沖で獲れた魚をさばくところから

鮮度を保ち、保存料も使用しないようにするには、作業工程が多くなる。
血抜き作業もその一つ。
冷凍の魚ではないので、より旨味が出るという。

①血抜き②おろし③ミンチ④ブレンダー

そして腸詰。

⑤腸詰・成形⑥蒸し⑦くん製

このあとはさらに加熱し、冷却する。

⑧真空パック⑨加熱⑩冷却

日中は接客もあり、全てを1人で対応するため、作業は深夜に及ぶこともある。

to loved ones 小松原大志代表:
手を入れて、妥協せずに作って、それでお客さんが喜んでくれてる姿を見ると、良かったなと思います

完成に4日…「無添加」にこだわる理由

完成したのは、作業開始から4日後。
なぜ、「無添加」にこだわるのか?

to loved ones 小松原大志代表:
自分の大切な家族や子どもに食べ物を作って、食べてもらおうと思った時に、素材に気を付けて作ると思うんです。その気持ちがすごく大事だと思っていて

2人の父でもある小松原さん。「健康」そして「生産者の顔が見える商品」を心がけている。
オープンから半年、徐々に常連客も付き始めている。

常連客:
お魚の種類がいつも変わるし、新鮮ですごくおいしいんです。何回食べても飽きない味です

to loved ones 小松原大志代表:
お客さんがおいしいと言ってくれるのが一番ですね

「大切な人へ」届けたい、挑戦は始まったばかり。

(TSKさんいん中央テレビ)