「六星占術」で人気を集め、強烈なキャラクターで一世を風靡した細木数子さんが11月8日、呼吸不全のため亡くなりました。83歳でした。突然の母との別れ、最期の様子を娘のかおりさんが「めざまし8」に語ってくれました。

「引退してからはいい時間」娘のかおりさんが語った“晩年と別れ”

歯に衣着せぬ物言いで一世を風靡した、人気占い師・細木数子さん。
今週月曜日、呼吸不全のため、東京都内の自宅で亡くなりました。83歳でした。
細木さんは、「六星占術」と呼ばれる占いで人気になり、1980年代に出版した「運命を読む六星占術入門」はベストセラーに。
悪い運勢をさす、「大殺界」という言葉も、ブームとなりました。
11月10日、娘のかおりさんが「めざまし8」の取材に答え、涙で突然訪れた母との最期の別れを語ってくれました。

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細木かおりさん:
食事もほんとに普通にしてましたし、ほんと鰻とか、ケーキとか、秋でカキとかね、梨とか、そういうの食べてましたし。前の日、ちょっと熱が出たものですから、それでちょっと主治医に来てもらったんですけど、最後に「大丈夫?」って言ったら、「大丈夫」って、夜に何回か言ってましたんで

亡くなる前日、熱が出たという細木さん。かおりさんは、一時的な発熱だと思っていたそうです。ところが翌日の朝、容態は急変。

細木かおりさん:
朝7時ぐらいですかね、家族とか孫もいる中で、逝きましたんで、本人が望んでいた通りかなとは思います。介助してませんし、家で亡くなりたいって自分で言ってたんで、その通り家族が見守る中で逝ったんで、感じです。

自宅で、家族に見守られながらの旅立った細木さん。それは本人の望み通りだったと言います。家族の前では、どんな人柄だったのでしょうか。

細木かおりさん:
皆さんテレビでしかご覧にならないんで、すごくそういう(厳しい)イメージが強いと思うんですけど、皆さんが思っているような厳しいのではなく、普通のおばあちゃんでって感じでしたね。子供が好きなんで、ひ孫が今1才2才なので、今コロナで家出なくても、ひ孫達と遊んでいることをすごく喜んでいました。引退してからはいい時間だったのかなと思います。

晩年は、ひ孫をはじめ家族との時間を大切に過ごしていたといいます。

細木かおりさん:
母の基盤はすごく家庭というか、昔ながらの日本の伝統とか、家族が助け合って支え合って、それが基盤となって人間生きていくっていう、そこに限るんじゃないかなと思います。

家族という生きていく基盤を大切にしていた細木数子さん。
テレビ番組の中で「幸せ」について、こんな言葉を残していました。

細木数子さん:
結局 人の幸せは“衣食住”です

細木かおりさん:
やっぱり私から見てもかっこいいなって思います。
厳しいながらにも優しいし情がある、ほんとに尊敬できる人だったと思います。

(めざまし8・11月11日放送)