秋篠宮妃紀子さまの父であり、眞子さんの祖父にあたる川嶋辰彦さんが、11月4日に81歳で亡くなりました。めざまし8では、川嶋さんと30年来の付き合いである大阪外国語大学の名誉教授を取材。川嶋さんを偲ぶ話から活動的な人柄が見えてきました。

孫の成長を静かに見守り…積極的なボランティア活動

1カ月半ほど前も川嶋さんと電話で話したという、30年来の知り合いの大阪外国語大学名誉教授の赤木攻さんに話を伺いました。

大阪外国語大学名誉教授 赤木攻さん:
お電話で話をしたんですけど、そのときお元気でした。ここ1~2年、本当にお元気でしたね。もうずっとタイへ行かれたり、いろんなところで出かけて活動されていましたので。

川嶋さんと30年来の親交がある大阪外国語大学名誉教授の赤木攻さん
川嶋さんと30年来の親交がある大阪外国語大学名誉教授の赤木攻さん
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娘の紀子さまが嫁いだ後、2000年ごろから海外でのボランティア活動を積極的に行うようになったという川嶋さん。

大阪外国語大学名誉教授 赤木攻さん:
北タイの農村に学生、青年を連れて行って。そこの農村生活を一緒に経験させることによって、井戸掘りをやったり、若い人に経験させることによって、助け合いとか自立心とか、環境問題とかそういうことを考えながら、国際交流をしてボランティアをするという活動をされていたんです。

研究活動だけでなく、国際的なボランティア活動にも力を入れていました。一方で娘の紀子さまが嫁がれた先の皇室のことは、ほとんど語らなかったといいます。

「即位の礼」に参列した川嶋辰彦さん(2019年10月22日)
「即位の礼」に参列した川嶋辰彦さん(2019年10月22日)

大阪外国語大学名誉教授 赤木攻さん:
そういうことは一切、ほとんど何も話してくださらない。恐らくどこでもその話されてないんじゃないかな。ある種の一つの節度を大切に、自分なりに考えてはったんじゃないですか。

しかし、孫の眞子さんが生まれた時には、宮内庁病院へ面会に訪れていました。皇室のことを口にしない一方で、孫の成長を静かに見守っていたのです。そして、その眞子さんは結婚の前後に準備を進めながらも、何度も祖父である川嶋さんのお見舞いに訪れていました。

最期には紀子さま、佳子さま、合流した眞子さんにも寄り添われ、旅立たったということです。

(めざまし8 11月5日放送)