店が一軒もない岡山・備前市沖の離島で、4日からコンビニエンスストアの移動販売が始まった。島の人たちが一番楽しみにしていたのは、冷たいアイス。

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備前市沖の瀬戸内海に浮かぶ大多府島。人口は56人、その多くがお年寄り。

この島の人たちの買い物を支援しようと向かっているのが、大手コンビニエンスストア「セブン-イレブン」の移動販売車。
山間部などをまわる移動販売車は、現在 岡山県内で3台が稼働しているが、備前市からの依頼を受けて、初めて大多府島など2つの離島に渡ることになった。

家につく頃には溶けてしまうアイス

移動販売を待ちわびていた島の人たちが買い物にやってきた。

店員:
めちゃくちゃ持ってきましたよ

買い物客:
ハーゲンダッツ買おう。シロクマもある

まっさきに手にしたのはアイスクリーム。

買い物客:
アイスクリーム買って帰れない。船に乗って帰るから溶けてしまう

大多府島には店が1軒もないため、島の人たちは船で約40分かけて買い物に出かけなくてはならない。特にアイスクリームは、買って帰っても島に着く前に溶けてしまう。

買い物客:
ほかのものと一緒に荷物入れて帰ってきたら、ドロドロになったり、おいしく食べられない

こうした声を受け、移動販売車には、弁当やパン、洗剤といった生活必需品に加え、アイスクリームの品ぞろえを充実させた。

セブン-イレブン・ジャパン 岡山東地区 田部大貴ディストリクトマネジャー:
島民が何を望んでいるのか、商品やサービスを含めて、現場で声を聞きながら展開を広げたい

コンビニエンスストアの移動販売車は今後、週に2回、島に渡り、島の人たちの生活を支える。

(岡山放送)