「小児のがんで苦しんでいる女の子をテレビで拝見して、髪の毛なら勉強しながらでも伸ばすことができるので、女子高生のみなさんにヘアドネーションを知ってもらって取り組んでもらおうという思いで団体を立ち上げました」
こう語るのはNPO法人Smiles for Children Japan 代表の伊谷野真莉愛さん。
2017年に伊谷野さんは通っていた高校でヘアドネーション同好会を立ち上げた。
医大生になった今も、高校生らと共に全国から髪の毛を集めてヴィッグにし、小児がんの子どもたちに無償で届けている。
そんな活動を続ける伊谷野さんの思いに迫る。
男子メンバーもヘアドネーション！
病気や事故で髪の毛を失った人のために、ヴィッグ用の毛髪を寄付するヘアドネーション。
寄付できる髪の毛は31センチ以上で、引っ張ってもちぎれない限り、カラーや白髪でも大丈夫。
一つのヴィッグには30人分の毛髪が必要で、かつらメーカーが3カ月かけて制作。最後に美容師が整えてプレゼントしている。
ヘアドネーション同好会では、「活動自体が周りの人を幸せにする」と男子メンバーも髪を伸ばしている。
伊谷野さんは「第一号の患者さんがヴィッグを着けた姿を見つめた後に、『普通の女の子だ』という言葉を繰り返していました。この活動を頑張って、これからも続けていかなければいけないと思っています」と期待を込めた。
「フューチャーランナーズ～17の未来～」
フジテレビ 毎週水曜日22:54～23:00放送中（関東ローカル）
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SDGs
SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。
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