鍾乳洞が“ド派手演出”で話題に

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リズミカルに点滅するカラフルな照明。
照らす先は・・・鍾乳洞。

ここは山口県にある秋芳洞の内部。
国の特別天然記念物にも指定されている名勝が大胆なイメチェンで「思わぬ進化」を遂げているというんです。

山口大学洞穴研究会:
ディスコのような雰囲気があっておもしろかったです

SNSの声:
バブリーな洞窟ですね
SNSの声:
DJ呼んだら、もうクラブ

秋芳洞は、石灰岩と地下水が織りなす神秘的な造形で県内屈指の観光地として知られています。その最大の見どころの一つ、「百枚皿」が、きらきら照明で、華やかな雰囲気に。ライブステージさながらのド派手な演出のようにも見えます。

秋芳洞を訪れた学生:
普段からよく入っている洞窟なので、シュールというか、かなりおもしろいなと
 

実は意図的な光の演出ではなかった

いったいなぜ、こんな進化を遂げたのか?
実はその裏側にある事情があったのです。

美祢市観光振興課の職員:
不具合が起きちゃってたんです。
その原因が(大雨による)増水によるものなのか、落雷によるものなのか。
 

先月の大雨や落雷のあと、照明に不具合が生じたというのです。
つまり意図的な光の演出ではなかったことになります。
さらに、カラフルの照明で照らされたことには、もう一つ、密かに別の理由がありました。

美祢市観光振興課の職員:
“光響ファンタジー”というライトアップの仕方があって、カラー照明で営業することを検討していたんですけども。
天然記念物に該当しまして、好ましくないということで封印をしてたんですよ
 

元々カラフルな照明設備を作ったものの、期間限定のイベント等を除いて“好ましくない”として封印していたというのです。
その封印が、今回、思わぬ形で解かれ「アゲアゲ」な内部が一時的に明らかになったわけです。

美祢市観光振興課の職員:
“光響”ファンタジーの状態が、制御できない状態で表に出てきちゃってる感じ
 

一時、制御不能状態に陥ったということですが、現在では、ほぼ通常の照明に復旧しているということです。

(めざまし8 9月23日放送より)