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名古屋の夏の風物詩「にっぽんど真ん中祭り」は、新型コロナウイルスの影響で2021年は無観客のステージとオンライン配信をあわせた開催となった。

4年前からど真ん中祭りに参加している50歳の男性は、2020年12月に悪性リンパ腫を発症し、手術後に抗がん剤治療が数カ月続いたが、リハビリを乗り越えて再びステージに立った。

過去最多の438チームが参加 初の“ハイブリッド”開催

8月26日から29日まで開催された第23回「にっぽんど真ん中祭り」は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、オンライン配信と名古屋・栄の久屋大通公園での「無観客ステージ」との“ハイブリッド”開催となった。

2021年は過去最多の438チームが参加。オンラインでは、各チームが地元をテーマに制作した動画を審査した。

苦しい日々の支えとなったのはチームの仲間たち

どまつりの参加者、矢野健治さん(50)は、4年前から「ペプシ怪物舞踏団」というチームで活動している。

矢野健治さん:
これは、どまつりのメンバーからもらった色紙です。写真は出場前に撮ったやつ…

矢野さんは2020年12月に悪性リンパ腫を発症し、手術で摘出したものの抗がん剤治療が数カ月続いた。

矢野健治さん:
副作用が20個くらいあるので…。それが日に日に襲ってくる

副作用とリハビリに苦しむ日々の支えとなったのは、どまつりで出会った仲間だった。

矢野健治さん:
「また一緒に踊りましょう」みたいなメッセージもLINEもたくさんいただいて。あのステージって格別なんですよね。またあの場に戻りたいと思って…

「あのステージに立ちたい」。2021年5月に寛解した矢野さんはリハビリも乗り越え、この夏のステージに参加できることになった。

仲間に元気になった姿を見てもらいたい…。矢野さんは本番に向け練習を続けた。

手術から8カ月 仲間と共に踊る復活のステージ

まつり当日。入場は1チームごとで、手指の消毒と検温に加えて全身と靴裏まで徹底消毒。さらに2週間分の健康チェックシートを提出して、やっと入場することができる。

会場に姿を現した矢野さん。

矢野健治さん:
体調ばっちりです。この日が来るのだけをモチベーションに頑張ってきたので、悔いがないようにしっかりと踊りたいなと

手術からおよそ8カ月。矢野さんは、仲間と共に復活のステージを踊った。

矢野健治さん:
12月末とか1月の病気の時を考えたら、よくぞここまで来れたなと

矢野さんと同じチームのメンバー:
すごいですよね。全然期間が経ってないのに、よくぞここまで

矢野健治さん:
なんかもうあっという間でしたけど…。仲間との絆をすごく感じたステージでしたし、ようやく自分が治ったんだなと…

「この状況下で踊る場を作ってくれて感謝」と話す矢野さん。来年はもっとパワーアップして踊りたいと目を輝かせていた。

(東海テレビ)