二階派議員が無派閥の高市氏を応援する理由は?

「先生すみません、金子です」
9月6日、元衆院議員の金子恵美氏が電話を掛けた相手は、当選2期目、現役の自民党衆議院議員、小林茂樹氏です。

小林議員は、重鎮の二階幹事長がトップを務める「二階派」の議員。
金子氏も議員時代は二階派で、小林議員とは旧知の仲です。
まだ、二階派として総裁選でどの候補を推すのか明らかになっていませんが、小林議員はこう明かします。

二階派議員に話を聞く金子恵美氏
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金子恵美氏:
小林先生がどの先生に投票と考えているのかお聞かせいただけますか。
小林茂樹議員:
高市早苗先生を応援をしたいと思っております。
これは推薦人にもなってしっかりと応援しようと思っております。

こっそりではなく、推薦人にも名を連ね、無派閥の高市早苗前総務相を応援すると宣言。 

小林茂樹議員:
よく皆さん方が思われることが、二階会長のご承認とか了承というのはあるんでしょうかということ。状況と事情を(二階幹事長に)説明したところ、理解していただいたんです。(高市氏を)「応援してやってくれ」って送り出していただきました。

金子恵美氏:
二階派だけれども、二階派が(高市氏を)推すとも言ってないんですよね? 
小林茂樹議員:
やはり地元ですよね。高市先生は奈良一区から、この地元から出ておられた方ですよね。
ご指導をいただいた時期も長いですし。保守的な考え方も思想信条も共感するところがあるということです。

石破氏と面会・・・首相とも 二階幹事長の思惑は?

自らの派閥の議員が高市氏を応援することに理解を示したという二階幹事長。
6日、その姿は総理官邸にありました。 

記者:総理とご面会ということでよろしいでしょうか?
二階幹事長:
もちろん。よろしいよ。

記者:どんな話を?
二階幹事長:
総理に聞いてください。総理からね、詳しく聞いてください。

記者:総裁選の対応について総理と何かお話は?
二階幹事長:
全然ない。

官邸で取材に応じる二階幹事長

先週末には、出馬が取り沙汰される石破茂元幹事長とも議員宿舎で面会。
石破元幹事長は推薦人20人について「めどはついている」としたうえで、「政策もいつでも出来るように準備してきた」としています。

47人の議員を擁し「鉄の結束」と称される二階派は、派閥として総裁選でどのような選択をするのでしょうか。
あるいは、あえて結束をほどいて複数の候補を推すということもあるのでしょうか。

“派閥超え” 中堅・若手に変化の胎動

今回の総裁選のポイントについて金子氏はこう指摘します。

金子恵美氏:
菅さんがやめられる前から次の総裁選に向けて、当選3回以下の中堅・若手が派閥を超えて派閥横断的に集まっていたんですよ。「次の総裁にはこういうものを求めるよね」と。

Q. 派閥離れとは別?
金子恵美氏:
政策とか法案を通すときには、数という中で一緒にまとまって動くっていうことは派閥の意味もあるんですけど、今回はある議員が言っていましたけど、「非常にバラエティに富んだ候補者が出ている」と、派閥が上からいったからどうこうではなくて、新しく自民党の顔になる人を自分たちで考えて選んでいこうっていうことなんだと思いますね。
それは派閥としても自主投票という形しかとれないと、もうみんなそれぞれが動き出しているっていう状況だそうですね。

動き方を「みんなそれぞれ」と表現。
その分、票が固まらず、最終的に誰が総裁の座に着くのか、今の段階で見通すことは難しい状況です。

(「めざまし8」9月7日放送)