コロナ禍でも地域に元気を届けようと、JALは客室乗務員たちがゆかりのある地域に移住し、特産品のPRや地域資源を活用したコンテンツの創出などを行う応援事業をスタートした。

今回、JALとTSKさんいん中央テレビがコラボ。山陰を新たな視点で取材し、魅力を発掘しながら地域の活性化につなげる。島根県出雲市でSDGsに取り組む女性を取材した。

世界20カ国の食料品・衣料品を販売

JALふるさとアンバサダー・真辺麻未さん:
地球と人に優しいコーヒーや衣料品を扱うフェアトレードに取り組む女性です。毎月、SDGsの勉強会も開かれているということで、その思いを伺いました

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訪れたのは、出雲市の雑貨店「fuku - mimi (フクミミ)」。ここで扱うのは様々な国の食料品や衣料品など、ほぼすべてがフェアトレードの商品となっている。

フェアトレードとは、発展途上国で労働の対価として適正な価格を支払い、貧困状態にいる人たちの生活改善と自立を支援する貿易のしくみ。生産者の支援や自立につながる、人と地球に優しい取り組みと言われている。

JALふるさとアンバサダー・真辺麻未さん:
素敵な刺繍ですが、これもフェアトレードなんですね

fuku - mimi 森山奈津子店長:
そうです。これはインドで作られた洋服で、400年続く伝統的な技術を使ったブラウスです。現地の人が現地の技術を使って、現地の作る人たちの自立を目的として作られている

JALふるさとアンバサダー・真辺麻未さん:
取り扱ったり購入することで、伝統を守ることにも繋がるということですか?

fuku - mimi 森山奈津子店長:
そうですね

100種類近く並ぶ中で、真辺さんが特に気になった商品はコーヒー。

JALふるさとアンバサダー・真辺麻未さん:
私はコーヒーが大好きなんですけど、これはどういったコーヒーですか?

fuku - mimi 森山奈津子店長:
フィリピンのものですけど、JALの飛行機に乗って収穫に行きました。森の中で自然にコーヒー豆を栽培しているという、フェアトレードのコーヒーです

JALふるさとアンバサダー・真辺麻未さん:
JALでも、ホテルや機内でフェアトレードコーヒーを提供しています

fuku - mimi 森山奈津子店長:
企業の方が取り組むことで、一部の人ではなくみんなが知ってもらうことになるので。広めるためには、ぜひ

遠い国のことと思わず、身近なところから意識してほしい

こうした環境や社会に配慮した商品が流通・販売されることは、「貧困をなくそう」や「つくる責任 使う責任」などSDGsの目標達成につながっている。

さらに森山さんは、毎月SDGsの勉強会を開き、島根から持続可能な社会を目指している。

JALふるさとアンバサダー・真辺麻未さん:
そうした勉強会やこのショップ自体を通して、何を感じていただきたいとお考えですか?

fuku - mimi 森山奈津子店長:
フェアトレードというと世界の遠い国のことだと思われがちですが、SDGsを知ることによって、身近な自分たちのお買い物のお金が、応援する地域や世界のためになるんだよということを意識してもらいたい

小さな一歩でも少しずつ…。森山さんは、今後もフェアトレード商品を扱いながらSDGsの普及を目指している。

JALふるさとアンバサダー・真辺麻未さん:
私もSDGsやフェアトレードを考えるきっかけになりました。これまでに乗務でNYやロンドンといった世界各地、そして日本各地を訪れているからこそ、さらに意識を向けて生活していきたいと改めて感じました

(TSKさんいん中央テレビ)

TSKさんいん中央テレビ
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