白くて四角いキューブの正体は…

自宅での食事が増える中、"ある傾向"に狙いをつけた便利な商品が売れているという。

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白くて四角いこちらの物体、チョコレートなどのお菓子にも見えるが、その正体はサケ

大手スーパーのイオンが発売したパパッとできるお魚おかず」のシリーズで、鮭の他にもタラやアジ、サーモン、ブリ、サバなどの種類がある。

榎並大二郎アナウンサー:
下ごしらえが必要ない、打ち粉がまぶしてあるんですけれども、揚げ焼きにするとがらっと印象が変わるんですよ。先ほどいただいたんですけれど、一口サイズで食べやすくて、ちゃんとふっくらしていて、冷凍されているからこそ水分が中に閉じ込められていて、おいしいお魚でした。


どうやってこの形状を作るかというと、まず魚の切り身を四角い形に並べ、圧力をかけて冷凍。
四角く切り分けた後、打ち粉をまぶして製品化しているという。

調理しやすいと子育て世代に好評

魚を四角い形にした背景にあるのが「日本人の魚離れを何とかしたい」という思い。

魚は調理が面倒なことや生ゴミが臭うなどの問題、また骨があって食べにくかったり傷みが早いなどの理由から、避けられがちな食材。

2001年度には日本人1人あたり年間で40.2kgの魚介類を食べていたが、2019年度には23.8kgに減少しているという(農水相「食料需給表」より)。

そんな中、あらかじめ骨を抜き、使いたい量だけ使えて手軽に魚料理ができるようにと開発された「お魚おかず」。

子どもに食べさせたいという子育て世代から好評だということで、当初の予想の1.5倍の売れ行きを見せているという。


榎並大二郎アナウンサー:
料理のアレンジも簡単にできるます。例えば、鶏肉の代わりにタラを使った筑前煮、豚肉の代わりにサバを使ったキャベツとのごま味噌炒めなど、ヘルシーな料理のアレンジが可能だということです。

加藤綾子キャスター:
おいしそうですね~!女性にとってもいいですよね。

榎並大二郎アナウンサー:
DHA、EPAなども含まれていますし、何よりもタンパク質ですから。自宅で食事する機会が増えた2020年は、魚介類の購入量が18年ぶりに前の年を上回ったということで、お魚を食べる機会も増えそうです。

(「イット!」6月25日放送分より)