緊急事態宣言が延長され、福岡県内では酒類を提供する飲食店などへの休業要請などが続いている。そんな中、休業に踏み切った飲食店が従業員の研修の一環で、ある取り組みを始めた。

休業で従業員は自宅待機 今だからできる取り組み

福岡市西区にあるイタリアン専門店「ノムカ+cafe」。

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3度目の緊急事態宣言が発令された5月12日から休業している。

「アトモスダイニング」齊藤大作取締役:
感染のリスクであったりとか、あとはお酒を提供もできないという部分で、完全休業という判断に至りました

さらに、福岡県内にある系列店25店舗もほとんどが休業していて、80人ほどの従業員の多くが自宅待機となっている。こうした中、運営会社ではコロナ収束を見据えた取り組みを始めた。

福岡県糸島市。

その取り組みとは、店で使う食材がどのように生産されているかを従業員に知ってもらうとともに、仕事への意欲を維持してもらおうという研修。

この日は無農薬野菜の生産者を13人が訪ね、ボランティアで土作りを手伝った。

「アトモスダイニング」齊藤大作取締役:
スタッフに、この期間を学びの期間にしてほしいという思いと、生産者の方であったりとか、ご迷惑をおかけすることも多々あったので、何か少しでもお役に立てればという思いで

農家・今井健さん:
重労働なので大丈夫かなと思いながらお願いしましたけど、快く受けてくださったのですごくありがたいです

「食品ロスがないよう工夫していきたい」

堆肥を積んだ荷台の重さは約50kg。足場が不安定で、なかなか思うようにはいかない。

従業員は、ほぼ全員が農業未経験。慣れない作業に1時間もすると…

飲食店スタッフ:
めちゃくちゃしんどいっすね。農業がこんなに大変なんだなって改めて気づきました

飲食店スタッフ:
腰とかは本当に、明日にひびきそうな感じですね

生産者の苦労を体験することで、普段扱っている食材の大切さを再確認するきっかけにもなっているようだ。

飲食店スタッフ:
少しでもロスがないように、いろいろ工夫して営業していかないといけないなと、改めて思いました

「アトモスダイニング」齊藤大作取締役:
農家さんが普段やられていることのごくごく一部ではあるんですけれども、それを経験できて、大変さも身にしみたかと思います。皆のモチベーションもキープできたのではと思います

(テレビ西日本)