水が苦手とされている猫。今、お風呂に大人しく入るようになったという7歳の猫が、Twitterで話題になっている。
その猫のお風呂の様子がこちら。
7歳になって悟りを開いたうちの猫 pic.twitter.com/yDX7qW66TT
— 毎日ふくふく☀️ (@fukufuku_illust) May 20, 2021
「7歳になって悟りを開いたうちの猫」とのコメントと共に、飼い主の毎日ふくふくさん(@fukufuku_illust)が投稿したのは、扉の前で持ち上げられたバケツの中に、すっぽり収まる白黒模様の猫の姿。
真っすぐカメラ目線のその表情は真顔で、確かに何かを“悟って”いるかのよう。
バケツに入って向かった先はお風呂場で、たっぷりお湯の入ったバケツ内でも、大人しくお湯をかけられている様子も投稿されている。
この猫の大人しいお風呂の様子にTwitterでは「めちゃくちゃ可愛い」「えらい!」といった声や、「どうやってお風呂に慣れされました??」「うちの子はいつもイヤイヤです」と同じく猫を飼う人からの羨む声が集まり、5万9000以上のいいねが付いている(6月3日時点)。
しかし「7歳になって悟った」ということは、それまではこのような大人しい状況ではなかったのだろうか? どうやら自らバケツに入ったそうだが、もしそうであるならば、どのようにして慣らしたのだろうか?
投稿者で飼い主の毎日ふくふくさんに、この悟りを開いた猫についていろいろ話を聞いてみた。
水や雨は大嫌い。でも湯船ではリラックス
ーー悟りを開いた猫について教えて。
名前はふく。性別は女。雑種(保護猫)の7歳。甘え上手で穏やかな性格です。
ーーお風呂に入っている時のふくちゃんの様子は?
嫌がったり逃げ出す様子もなく、特に湯船タイムはリラックスした表情でのんびり過ごしています。
ーー猫は水が苦手という中、大人しくお風呂に入ってくれることをどう思う?
世界には水中で狩りをするネコ科動物や泳ぎが得意な猫もいるので、もしかしたらほんの僅かでもその遺伝子を受け継いでいるのかもしれないですね(笑)
何はともあれ、気持ち良さそうに入浴している姿は可愛くて癒されます。
ーーそもそも、ふくちゃんは水やお湯が苦手ではない?
蛇口からの飲料や雪中遊びは好きですが、水や雨は大嫌いです。
バケツを使うようになり徐々に慣れていきました
ーー「7歳で悟った」ということだが、それ以前のお風呂はどうだったの?
1、2歳までは人間用のバスタブで入浴していましたが、少し緊張した様子でした。その後バケツを使うようになり徐々に慣れていきました。「お風呂入る?」と聞いて自らバケツに入ったのは今回が初めてです。
ーーふくちゃんが大人しくお風呂に入るために、何かしてきたの?
特別なことはしてこなかったのですが、猫が嫌がればシャンプーの途中でもすぐ洗い流し終了していました。
今でも決めていることはシャンプーは3分以内、入浴タイムは好きなだけ、お風呂上がりのご褒美はちょっと奮発したおやつです。ドライヤー嫌いなので、タオルドライ後は暖房の効いた部屋で走り回っています。
ーー猫を大人しくお風呂に入れるコツやアドバイスはある?
コツは今でも分からないのですが、ただ言えることは「お猫さま」に無理強いは禁物ですね(笑)
ーー投稿には反響があるが、どう感じている?
「お利口さん」等のほか「目が綺麗」というコメントを頂き大変ありがたく皆さまに感謝する一方で、手書きのネコ用バケツに注目が集まり、少し恥ずかしさも感じております。
猫を大人しくお風呂に入れるコツとしては、「お猫さまのお気持ちを第一に考え、無理強いしないことが大切」だと話す、毎日ふくふくさん。
これまでの安心できる入浴ができてきたからこそ、ふくちゃんもお風呂はリラックスできると分かり、7歳となった今、自らバケツに入り、お風呂へ向かったのかもしれない。今後もよりお風呂の気持ち良さを悟っていってほしいものだ。
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