自民党の二階幹事長は5月25日の記者会見で、東京五輪の開催について「最終的な判断を下していかなくてはならないと思って緊張しているところだ」と述べた。
会見で二階氏は、米国が新型コロナウイルスの日本国内の感染状況を受けて、日本への渡航中止を勧告したことについて「既にそれらに対する対応は我が国でも心得ているから、非常に落ち着いて受け止めている」と述べた。
その上で、東京五輪の開催について問われ、渡航中止とオリンピックを短絡的に結びつけず、状況を見極めていきたいとの認識を示した。
二階氏はさらに、東京五輪について「関係者が長い長い間かけて努力をしてこられたことを十分頭の中に入れて、なおしかし現実的な問題も今日的に重要な課題だから、こういうことにも配慮しながら最終的な判断を下していかなくてはならないと思って緊張しているところだ」と述べた。