集中力と運動神経が試されるゲームにアスリートと芸能人が挑戦。

5月23日放送の「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)では、緊張感と爽快感が交差するプレッシャーゲーム「イレロ」で、アスリートチームと芸能人チームが対決した。

このゲームのルールはたった1つ、的に入れるだけ。各ステージをクリアしていき、賞金をかけて戦っていく。

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アスリートチームは、K-1王者・武尊選手、アーティスティックスイミング元日本代表・青木愛さん、ハンドボール日本代表・土井レミイ杏利選手。

芸能人チームは、ふぉ~ゆ~・辰巳雄大さん、美 少年・浮所飛貴さん、佐藤龍我さんのジャニーズチームとチョコレートプラネットの長田庄平さん、松尾駿さん、フワちゃんの3人からなるバラエティーチーム。

武尊「心臓の強さ見せられました」

最初のゲームは「水風船をIRERO」。

縦横120センチの板を2人で操り、水風船をゴールに入れればクリアするゲーム。しかし、板の上には計110本の針と全身を針で覆われた予測不可能な動きをする“デスボール”、ゴール直前には鋭い槍を持つ2体の“浜田デビル”がある。

水風船が割れれば即失格。ペアを組む相手と息の合ったプレーと集中力が試される。

バラエティーチームのフワちゃん・松尾ペアは、スタート時からケンカモードで、周囲のアドバイスも跳ね飛ばし、2人はいがみ合う。“デスボール”を「デス」と略す番組MC・浜田雅功さんの集中を阻害する横やりに「略さないで!」とフワちゃんも叫ぶ。

ゴール直前まで水風船を進めるが、ゴール付近で油断してしまったのか、“浜田デビル”の槍にやられ水風船は破裂し、クリアならず。2人とも悔しそうにしていた。

次はジャニーズチームから辰巳・佐藤ペアが挑戦。辰巳さんは「僕は(2人が)生まれる前からジャニーズなんです!今日はもう“俺はジャニーズだ”というところを見せたい」と同じチームの佐藤さんと浮所さんに良いところを見せたいと主張。

しかし、前回辰巳さんが出演したときに、ここぞという場面でミスを連発し、全く結果を出せなかったため、浜田さんが「本番めちゃめちゃ弱いねん。(2人が)全部出てもええくらいや」と言うと、辰巳さんは「“ミスターイレロ”を狙っていますから」と自身の活躍を誓った。

スタート直後から佐藤さんが小刻みのバイブレーションで水風船を動かしていき、周囲を驚かせる。“デスボール”に翻弄されながらも進めていき、ゴール直前も集中して水風船を操っていくが、再び“浜田デビル”にやられ、失敗。

武尊・青木ペアは、武尊選手が超こまやかな振動で水風船を滑らせていき、ゴール付近まで進んでいく。2チームがやられた“浜田デビル”もかわしていき、見事にゴール。ゴールデンボールを獲得した。

際どいコースを選び進んでいったことを称賛され、武尊選手は「アスリートの心臓の強さを見せられました」と勝ち誇った顔をした。

3つの予選ステージをクリアするとゴールデンボールを獲得でき、数が多いチームほど賞金をかけたゴールデンステージを有利に展開できる。

浮所は“有言実行”のスーパープレー

次のステージは「ドライヤーでIRERO」。

ドライヤーで浮かせたボールをコース上に配置されたリングにくぐらせ運んでいく。2分以内にゴールの筒にボールを入れるとクリア。コースの後半は難所があり、難易度がアップする。

最初の挑戦はバラエティーチームの長田さん。「昔、走り幅跳びやっていたので自信あります」と謎の意気込みをしてスタート。腰を落としてアップダウンのコースも慎重に進んでいき、ブレのないペースで後半へ。途中、浜田さんからのちゃちゃに気を取られながらも、一度も落とさず、難所もクリアし、1分32秒でゴール。

一方、アスリートチームの武尊選手は記録を狙うあまり、アグレッシブに攻めすぎたため、ミスを連発。落球ペナルティを加えると制限時間の2分を超えたため、失格に。「僕には向いてない競技ですね。繊細じゃないので」と肩を落とした。

ジャニーズチームの浮所さんは「カッコいいところを見せたいので、1分を切りたい」と大胆発言。最初の挑戦で好成績を残した長田さんから「風と会話をする」という謎のアドバイスをもらい、スタート。

ブレることもなく、ハイペースで進み、後半の難所も次々とクリアして見事ゴール。そのタイムはノーミスで52秒。

周囲からも「すごい!」と驚きの声が上がり、浮所さんは「“浮”という字がついているので、浮いているゲームが得意なんです」と笑った。

辰巳は“ミスターイレロ”になれる?

3つ目のステージは「メジャーでIRERO」。

メジャーを伸ばしてボールをすくいあげ、障害物を越えて筒の中に入れればクリアとなるゲーム。これをリレー形式で行うが、メジャーからボールを落としたりすると失格に。

前半は高さ180センチのフェンスを越えればクリア。後半は高難度のゾーンで、これまで成功者はいない。

最初に挑んだのはアスリートチームの“レミたん”こと土井選手、青木さん。

土井選手は身長や手足の長さを生かし、浜田さんからの「なんで日本語ペラペラなの?」といった突然の質問も「今?」とツッコみつつ、見事にクリア。

後半の青木さんはスクワットの体勢に太ももが悲鳴を上げ、失敗。青木さんは「陸の上は弱いです」と残念そうにした。

バラエティーチームは長田・フワちゃんペアが挑戦。前半は長田さんが難なくクリアするが、後半のフワちゃんは失敗してしまう。

ジャニーズチームは辰巳・浮所ペアが挑み、前半の浮所さんは辰巳さんからアドバイスをもらいながらクリア。後半は自称・“イレロの申し子”の辰巳さんの挑戦。

まだ誰も成功したことのない後半に集中力を保ち、不安定ながらもメジャーを持ち、ゴールへと進む。敵チームも祈るように辰巳さんの挑戦を見つめ、浮所さんも的確なアドバイスをし、辰巳さんは見事にクリア。辰巳さんは力強くガッツポーズした。

ラストの賞金をかけた戦い「コップにIRERO」は、裏返しに並べられた11個のコップにボールをバウンドさせ、最後のコップに入れるゲーム。

一番多くゴールデンボール数を獲得したジャニーズチームからは、辰巳さんがトップバッターで挑戦。前回番組に出演したときに失敗したことが悔しかったのか、家で600回も練習したという。

ここで練習の成果を発揮し、賞金獲得かと思いきや、まさかの失敗で後輩たちにも“良いところ”を見せられず。

バラエティーチームからは松尾さん、アスリートチームからは武尊選手が挑戦するが失敗し、辰巳さんの順番が回ってくる。

再び巡ってきたチャンスを生かしたい辰巳さん。600回の練習を思い出したのか、最後には見事に決め、ジャニーズチームの勝利となり、辰巳さんは「俺が“イレロ”の申し子だ!」とアピールした。

(『ジャンクSPORTS』毎週日曜日夜7:00~8:00放送)