初のオンラインでの職業体験

職業体験ができる「キッザニア」で、「withコロナ」ならではのオンラインプログラムが始まった。

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パソコン越しに仕事の依頼を受けたのは自宅にいる子どもたち。

緊急事態宣言を受け、来場での営業を休止する中、キッザニアでは29日から、リモートワーク体験が始まった。

キッザニア東京・寺岡由栞子さん:
リアルなことを体験してもらい、生きる力を学ぶことをコンセプトにしていますので、現代のリアルはリモートワークにあるかなと。

体験する職業は、映像クリエイター。

キッザニア東京のスタッフ:
キッザニア アニメーションスタジオにもアニメーション製作の依頼が来ました!皆さんには映像を10秒切り取る作業をまずしていただきます。切り取る作業をトリミングといいます。

遠隔でコミュニケーションを取りながら、ベースとなるアニメーションを編集し、効果音やテロップを付けていく。

最後に背景に付ける音楽をみんなで決めたら、アニメーションの完成。

体験したみずきさん(小学6年生):
パソコンで仕事がやれるのはスゴイって思ってました

アニメーションスタジオの対象年齢は6~15歳。現代の大人のリアルを味わえるキッザニアのリモートワーク体験は、8月31日まで実施予定。

リモートワークの更なる広がりに期待

三田友梨佳キャスタ-:
社員全員がリモートワークで働く会社、キャスター取締役COOの石倉秀明さんに聞きます。子供たちの真剣な表情が印象的でしたが、このニュースをどうご覧になりますか?

キャスター取締役COO・石倉秀明氏:
僕らの会社は7年前から全員がリモートワークとなっていますが、当時はまだそこまで浸透していなかったので、職業体験でリモートワークという働き方が取り上げられるくらい一般的になったことは非常に感慨深いと思います。先日、子供とキッザニアに行ってきたばかりですが、そのときに、これからはリモートワークのような職業体験ができるかもね、とまさに話していたところでした

キャスター取締役COO・石倉秀明氏:
コロナの影響で親がリモートワークになったというお子さんが増えたと思いますが、身近で見ていることを実際に体験してみると仕事が大変だったり、イメージと違う面白さがよく分かると思うので、こういう体験をきっかけとして将来的にリモートワークという働き方がもっと広がることに繋がるといいなと思います

三田友梨佳キャスタ-:
コロナ禍において外出が制限される中でも、子供たちに向けてこのような新しい学びの機会というのはさらに増えていって欲しいと思います。

(「Live News α」4月29日放送分より)