第3波のピーク時と比べ重症者の割合が高い

岡秀昭教授:
苦しい?

患者:
苦しいっていうか…お水飲むときも…

岡秀昭教授:
お水飲むだけで息切れちゃうんだ。そうかそうか。

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これは、コロナ患者に対応する埼玉医科大学総合医療センターでの一幕です。

医師が向き合っているのは一時、重症化していた新型コロナウイルスの患者。多くの重症患者を診てきた岡秀昭教授が、めざまし8の取材に明かしてくれたのは、最近、入院患者の状況に現れているという「ある変化」についてです。

岡秀昭教授:
今の状況は第3波のピーク時と比べると、患者さんの数自体、病床の埋まり具合としては、まだゆとりがあるのですが、一方で重症者の割合が非常に多いんです。

これまでより重症者の割合が高い…2週間ほど前から、そのことに気づいたといいます。指摘するのはそれだけではありません。

埼玉医科大学総合医療センター 岡秀昭教授

岡秀昭教授:
従来は症状が出てから1週間から10日程して重症化していく方がいるんですけども、3日から4日くらいで酷くなっていく…。“足が早い”という印象を持ちました。

岡教授によると、重症化のスピードも早いといいます。その原因は、現時点ではまだ明確にはなっていません。

変異型「N501Y」感染者 東京で1週間に倍増

同時に岡教授が指摘するのは、現在、猛威をふるっている変異株ウイルスの怖さについてです。

岡秀昭教授:
私たちとしては非常に恐怖に思っています。今後、埼玉も東京もこの感染力が強い、変異型が占める割合が少なくとも増えていきやすいわけですから。おそらく、それを全部調べて、イギリス型の人を徹底的に、さらに厳重に隔離するという日は来ないのかもしれませんね。もしかしたら、よく分かっていない変異が影響しているという可能性が十分あるかもしれません。

4月15日に行われた東京都のモニタリング会議では、「N501Y」と呼ばれる変異ウイルスに対して強い懸念が示されました。

都内で確認されたN501Y変異ウイルスの感染者数は、3月29日~4月4日の206人から、4月5日~11日には408人と2倍以上となっています。N501Y変異ウイルスは、人との接触を30%減らしても実効再生産数は1.1。接触を50%減らさなければ感染を抑制できないといいます。

今後、大きな影響を与える可能性がある変異ウイルス。感染拡大を抑止する対策が求められています。

(「めざまし8」4月16日放送より)