広島有数の観光地・尾道のお好み焼き

広島を代表する“グルメ”といえば、「お好み焼き」。
今回、お好み焼きが大好きなお笑いコンビ「ツートライブ」が、広島・尾道で見つけた歴史あるお店を直撃。魚介の風味がそそるこだわりの“逸品”と親子の絆をご紹介する。

ツートライブ・たかのり:
どうも「ツートライブ」です。さぁ始まりました!われわれの冠コーナーということで今日は尾道にやって来ました。見てください!海です。僕の地元でございます。尾道でございます

尾道の海
尾道の海
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ツートライブ・周平魂:
おい!忘れてもらっちゃ困るじゃけのー。じゃけじゃけ

ツートライブ・たかのり:
お前、広島出身ちゃうじゃん

ツートライブ・周平魂:
どーもツートライブの周平魂でございます。京都出身ながらにして多分お好み焼き、日本で一番好き

広島県の南東部に位置する尾道市。
瀬戸内海を望む絶景、昔ながらの店が軒を連ねる商店街など、県内有数の観光地として知られるこの町で、名物のお好み焼き店を目指し、たどり着いたのは、尾道市の路地裏に佇む「萩乃家」。
看板に書かれる「お好み焼き」とは?

地元の魚介たっぷり詰め込んだ尾道のお好み焼き

ツートライブ・たかのり:
「ツートライブ」と申します。よろしくお願いします。

店主・萩原仁美さん:
萩原と申します

ツートライブ・周平魂:
それで萩乃家さん。

ツートライブ・たかのり:
萩乃家さんは創業何年くらいなんですか?

店主・萩原仁美さん:
昭和21年から

ツートライブ・周平魂:
昭和21年ゆーたら俺の親父の1個上やな

ツートライブ・たかのり:
わからへんわからへんな。一番おすすめのお好み焼きって何なんですか?

店主・萩原仁美さん:
シーフードを特徴にしています

1946年に創業し、2021年で75年。
ここ「萩乃家」は、各テーブルに設置される特注の鉄板を使って、店主が目の前で焼いてくれる、広島でも珍しいスタイルのお店。

昔ながらのスタイルで続けてきた「萩乃家」
昔ながらのスタイルで続けてきた「萩乃家」

ツートライブ・たかのり:
尾道のお好み焼き、お願いします。ちょっと待ってください。これ、鉄板冷たい…

ツートライブ・周平魂:
火なしでお好み焼きを焼き上げるってこと?

ツートライブ・たかのり:
それはないですよね?

店主・萩原仁美さん:
生地を引いてから火をつけます

ツートライブ・周平魂:
それって何か意味がある?

店主・萩原仁美さん:
生地に味がついていないので、これによって生地に味が入っていく

ツートライブ・周平魂:
元々の生地は小麦粉だけで、かつお節の出汁を出していく

店主・萩原仁美さん:
そうですね

鉄板の火入れは、生地を引いてから。
徐々に温まる鉄板の上に具材をのせ、全体に火を通していく。

ツートライブ・周平魂:
それは?

店主・萩原仁美さん:
「とろろ昆布」

トッピングには「とろろ昆布」を!
トッピングには「とろろ昆布」を!

ツートライブ・周平魂:
これがもう海鮮の入り口ですね

その上に定番のもやし。
そして、ここに尾道近海で獲れたアサリをたっぷりと。

地元・尾道で獲れたアサリを豪快に
地元・尾道で獲れたアサリを豪快に

いったん麺を挟んで、今度はイカを投入。
「尾道のお好み焼き」のトリは、地元の特産揚げイカだ。

特産の揚げイカを投入
特産の揚げイカを投入

ツートライブ・周平魂:
ちょっとこれ、ひっくり返るんですかね?

店主・萩原仁美さん:
どうしましょ

ツートライブ・周平魂:
ここから今は蒸し焼き状態にしていくってこと?

店主・萩原仁美さん:
そうです

地元の魚介が贅沢に… 尾道でしか味わえない“逸品”

ツートライブ・周平魂:
戦後1年後に開業、誰が開業されたんですか?

店主・萩原仁美さん:
私の舅(しゅうと)

ツートライブ・周平魂:
その時点でお好み焼き屋だったんですか?

店主・萩原仁美さん:
いえ、その時は江戸前の握り寿司を

ツートライブ・周平魂:
旦那さんのお父さんが寿司職人だった?

店主・萩原仁美さん:
そうです。お父さんが亡くなって、お母さんがお好み焼き屋を始めた。私はここへ嫁に来たんです。49年前に

義理の母が始めたお店を49年前から守り続けている
義理の母が始めたお店を49年前から守り続けている

ツートライブ・たかのり:
今は1人で切り盛りされてるんですか?

店主・萩原仁美さん:
いや、息子と親子で

ツートライブ・周平魂:
息子!息子さーん。こわいこわい(笑)。プロレスラーが登場するみたいな感じで

見た目はレスラー?でも心優しい料理人の長男・功さん
見た目はレスラー?でも心優しい料理人の長男・功さん

優しい笑顔が印象的な長男の功さん。
実は、銀座の料亭で修業を積んだ和食の料理人。

ツートライブ・たかのり:
なんで和食のほうには行かなかった?

長男・萩原功さん:
父親の病気の兼ね合いで帰ってきて

ツートライブ・周平魂:
今でもこのお好み焼きの方にもその技を使ったり?

長男・萩原功さん:
いや、ほぼ無いです。今までやってきたものが、そのまま

ツートライブ・周平魂:
そこを息子さんが口出しをしないのが、息子さんの格好良さ

先代が考案し、亡くなったお父さんと共に母が守り続けてきた「萩乃家」自慢の「尾道のお好み焼き」。
地元の魚介を贅沢に詰め込んだ、ここでしか味わえないこだわりの逸品。
自家製ソースをたっぷり塗って完成だ。

これぞ「萩之家」自慢のお好み焼き
これぞ「萩之家」自慢のお好み焼き

できあがったお好み焼きをツートライブの2人が実食。その味は…

ツートライブ・周平魂:
うまい! 味が何層にもなってますね。キャベツの層、麺の層、海鮮の層、卵の層、ソースの層、鰹節の層、青のりの層。全部の味がしっかり分かる

周平魂も思わず唸ってしまうほどのおいしさ
周平魂も思わず唸ってしまうほどのおいしさ

ツートライブ・たかのり:
うわ旨い!アサリの味がすごいですね。ソースが食べたことない味

店主・萩原仁美さん:
魚介がどうしても塩分があるので塩気が少ない。甘みと酸味がちょっと入ってる

魚介の味がしみ込んでいるため、通常のソースとは違うのだとか
魚介の味がしみ込んでいるため、通常のソースとは違うのだとか

親子二人三脚で守り続ける 愛情たっぷりの「萩乃家」自慢の味

ツートライブ・たかのり:
2人になってから何年ぐらいですか?

店主・萩原仁美さん:
20年

ツートライブ・周平魂:
喧嘩とかならないですか?

店主・萩原仁美さん:
なりますよ

ツートライブ・たかのり:
その時はどっちがどうやって収まるんですか?

長男・萩原功さん:
折れないですね

ツートライブ・周平魂:
謝ることもなく?

店主・萩原仁美さん:
無いです

ツートライブ・周平魂:
母の日とか、それはしたりするんですか?

長男・萩原功さん:
いえ全く(笑)

ちょっぴり照れ屋な功さん、それでも親子の絆は本物
ちょっぴり照れ屋な功さん、それでも親子の絆は本物

ツートライブ・周平魂:
すごい絆やな。ちょっと一回くらい「ありがとう」って言ってみたらどうですか?

長男・萩原功さん:
いや!

ツートライブ・たかのり:
めっちゃ嫌がってる!

店主・萩原仁美さん:
ご苦労様です

ツートライブ・周平魂:
カメラに向かって言ってますやん。息子さんに言ってよ

店主・萩原仁美さん:
お疲れ様です。ありがとうございます

長男・功さんを労う母
長男・功さんを労う母

ツートライブ・周平魂:
じゃ、功ちゃんからも

長男・萩原功さん:
ありがとうございます

ツートライブ・たかのり:
これ初めてですか?

長男・萩原功さん:
こんなこと言わない

“初めて”伝えた感謝の言葉に照れ笑い
“初めて”伝えた感謝の言葉に照れ笑い

最後に、自称お好み焼きマイスター周平魂による勝手にお好みレーダー!
彼が下した「萩乃家」の評価は?

ツートライブ・周平魂:
今回、六角形にさせていただきました。味100%、お母さんの焼き方・人柄100%、歴史100%、天国のお父さんの喜び100%、功ちゃんのレスラー感100%、ほんで2人の愛!表向きは0%。ただ、よくよく目を凝らして見ると100%でしたということでございます。結局全部100になったんですけど…。コロナの状況も親子のパワーで乗り越えられると思うんで。2人とも1回も目を合わさないですけど

「自称」お好み焼きマイスターによる評価はなんと100点!?
「自称」お好み焼きマイスターによる評価はなんと100点!?

(テレビ新広島)

テレビ新広島
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