開幕5連敗中のロッテがこれまでの鬱憤を晴らすかのような大量得点で、トンネルを抜け出した。

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チーム一丸で連敗脱出へ。
1点リードのロッテは2回、育成出身でプロ初先発の2年目左腕・本前郁也(23)が楽天・茂木栄五郎(27)に2ラン、小郷裕哉(24)にソロを浴び、あっさり逆転を許してしまう。 

だが、嫌な流れは直後に吹き飛ばす。
その裏、1点を返しなおもチャンスでベテランの荻野貴司(35)が2点タイムリーで逆転に成功。本前を援護する。
勢いづいた打線は、満塁で4番・安田尚憲(21)が左中間へ走者一掃のタイムリー2ベース。

さらに続くレアード(33)は「久しぶりに打つことができてよかった。幕張スシ開店ネ!」とレフトスタンドへ待望の1号2ラン。打者13人の猛攻で一挙9点を奪う。

大量援護をもらった本前は初回以降、毎回走者を背負う苦しい投球だったが、「ランナーを出しても粘り強くいけた」と5回4失点ながらもプロ初登板で嬉しい初勝利。

ウィニングボールを手にした23歳は「ボールは両親に渡したい。緊張とプレッシャーの中での初先発だったが、自分のピッチングができるようにと、マウンドに上がった。反省する部分も結構あったが、次回に向けて修正していきたい」と初登板を振り返った。

井口資仁監督(46)も「苦しい試合が続いていたが、選手たちも今日の1勝でホッとしたと思う。本前も一発は打たれたが、打線の援護もありよく投げてくれた。変化球が決まらず状態はよくなかったが、その中でしっかりゲームを作ってくれた。もっといいピッチングを見せられる選手なので次回を楽しみにしている」と期待を寄せた。

ロッテ16-5楽天
(ZOZOマリン・7447人)

本前郁也(もとまえ・ふみや) 札幌光星高から北翔大を経て2019年育成ドラフト1位でロッテ入団。1年目は2軍で11試合に投げ2勝0敗、防御率2・56。今年3月に支配下登録。175センチ、76キロ。左投げ左打ち。背番号49。座右の銘は凡事徹底。