新型高速船「クイーンビートル」が初の営業運航

新型コロナの影響で運航ができない状況が続いていたJR九州の新型高速船「クイーンビートル」が、初めて営業運航をした。

日韓航路が閉ざされているなかで始まった福岡県内の世界遺産、沖ノ島を遊覧するツアー。国の特例措置で3月20日「国内遊覧ツアー」という形でデビューとなった。

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その第1便に乗船するのは県内外から集まったツアー参加者約230人。

ツアー参加女性(熊本・荒尾から):
今ね、韓国の方にも行けない状況で、少しでも近場で楽しむことができたらいいかなと思って

ツアー参加男性(宗像市から):
いっぺん沖ノ島見たくてですね。これチャンスかなと思ってね

参加者は感染対策をしっかりとった上で船に乗り込む。

今回、クイーンビートルが目指すのは韓国・釜山ではなく、玄界灘に浮かぶ世界遺産、沖ノ島。

沖ノ島は、4世紀から9世紀の古代祭祀の跡があり、約8万点の「国宝」が発見されたことから「海の正倉院」「神宿る島」と呼ばれている。

約3時間半の遊覧ツアーのコンセプトは「移動時間を楽しむ」。自由に歩き回ることができる船内は、まるでホテルのラウンジのようだ。お土産が買える免税店が入っていてオリジナルグッズも買うこともできる。

さらに…

阿部まみリポーター:
船内では、景色を見ながら軽食を味わうことができます

台湾の名物グルメ「ルーロー飯」と特製サンドイッチ。ルーロー飯は甘辛く煮た豚肉がトッピングされた一品で、船内で「アジアの味」を楽しむことができる。

阿部まみリポーター:
ちょっと雲がかかっているんですが、前方に見えてきました、出発からおよそ1時間半で沖ノ島に到着です

沖ノ島は、一般の人の上陸が全面禁止されているため、ツアー参加者は沖合2キロの海上から島の姿を眺めた。

写真を撮る人や手を合わせて拝む人の姿も…

ツアー参加者:
参拝したいなって憧れはありましたが、女人禁制ということもありましたし、せめて近くまで行ってお参りしたいと思ってましたので。神々しくてありがたいなと

ツアー参加者:
良かったです。めったに見ることないと思ってたところに行けたから、また行ってみたいと思います

JR九州高速船 水野正幸社長:
地域の方に喜んで頂く、これが我々の仕事の新たな原点。より多くの方にご利用頂くのが、我々にとっても喜びでもございます

JR九州高速船は韓国との定期航路再開まで、4月も博多湾と糸島沖で遊覧運航を続けることにしている。

(テレビ西日本)