3月24日から開幕する、フィギュアスケートの世界ナンバー1を決める世界フィギュアスケート選手権2021。

昨年は新型コロナウイルスの世界的大流行により中止となったが、今年はスウェーデン・ストックホルムにて、無観客で開催される。

日本からは、昨年の全日本選手権で圧巻の演技を披露した羽生結弦選手、4回転ジャンプを成功させた紀平梨花選手をはじめ、宇野昌磨選手、鍵山優真選手、坂本花織選手、宮原知子選手、ペアの三浦璃来選手、木原龍一選手組、アイスダンスは小松原美里選手、小松原尊選手組が出場し、世界の強豪に挑む。

シングルに出場する6選手に世界選手権への意気込みを聞いた。

世界選手権へ向けての思い

この記事の画像(2枚)

中止となった2020年以外では、宇野選手は2016年から連続して世界選手権に出場している。しかし、あと一歩のところで優勝へ手が届かず、涙をのんできた。

そんな宇野選手に世界選手権への思いを聞くと、同時に「オリンピック」という言葉も出てきた。

「今年の世界選手権は北京オリンピックの枠取りにかかってくると思うので。もちろん3枠取ることが日本のためだと思うんですけど、僕は来年の自分のために3枠取れるように、日本に貢献できるように頑張りたい。

全日本で見つかった課題を次の試合、世界選手権で改善できたらという思いが一番強いし、ジャンプも世界選手権でどうこう変えるつもりはないですけど、今の自分のジャンプに満足せずに、今回(全日本)、羽生選手との力の差を大きく感じたので、もっと僕は現状維持ではなく、上を目指さなければならない、成長出来たらなと思います」

フィギュアスケート取材班
フィギュアスケート取材班