14日午前、北アルプスの乗鞍岳で雪崩が発生し、5人ほどが巻き込まれました。1人が意識不明の状態で他にも複数の人がけがをしました。
雪崩が起きたのは標高2400メートルの乗鞍岳中腹です。警察などによりますと、きょう午前10時頃、登山者から「雪崩が発生し、登山者が巻き込まれた」と通報がありました。
人数は5人ほどとみられ、居合わせた人たちで救助が行われましたが、男性1人が意識不明で、複数の人がけがをしたということです。警察などが救助に向かっています。
現場はきのう雪が降り、乗鞍上高地地域には雪崩注意報が出ていました。
また午前9時ごろ、中央アルプスの千畳敷カールでも雪崩が発生し、愛知県の男性など数人がまき込まれましたが、今のところ、けが人はいないということです。