寒さを知らせる雲があることをご存じでしょうか?
空にどんな雲が出てきたら注意が必要なのか、天達気象予報士が解説します。

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寒さを知らせる雲“尾流雲”って?

全国的に続いている厳しい寒さ。この寒さが強まってくる際に出現する雲があります。

それは「尾流雲」。「びりゅううん」と読む雲です。
雲は大きく分けると10種類に分けられるのですが、この雲はその中には入っておらず、変種と呼ばれる雲です。きのう2月8日にはお台場でも見ることが出来ました。

雲の下の輪郭があいまいで、モヤモヤしている状況が見て取れます。

この下の部分が「尾流雲」。地上に向かって消えかけている雲です。
なぜ、このように消えかけた雲ができるのでしょうか?

実は、このあいまいな部分は「雪」。場合によっては冷たい雨の場合もありますが、大部分が雪なのです。

ポイントは「乾燥」と「蒸発」まれにあられも…

詳しく見ていきましょう。

実は、この雪、地上まで届いていません。

この時期、関東など太平洋側では空気が非常に乾燥しています。

そのため落ちてくる間に、雪は蒸発してしまい、雪雲もほわほわと消えかけてしまうのです。乾燥している事で地上まで落ちて来ず、雪雲が風に流され尻尾のような形になっているのです。
しかし、場合によって空気が少し湿ってくると、まれに下の方まで尾流雲が届く事があります。

これは2月8日の千葉・成田市の様子です。
雪のように見えますが、ぽつぽつと落ちているのは、あられ。尾流雲が見えた際には、まれにあられや、にわか雪に注意が必要です。

空気カラカラで「肌荒れ注意」

きょう2月9日は乾燥しきっているので尾流雲は出なさそうですが、それとは別に注意が必要な事があります。
それは寒暖差による「肌荒れ」です。

日本気象協会が寒暖差肌荒れ指数を出しているのですが、全国各地でリスク4~5に。名古屋や鹿児島ではリスク5、東京でもリスク4ですから、しっかり保湿をして対策をお願いします。

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(とくダネ!『あまダネ!』2月9日放送)