今日1月20日は、二十四節気の一つ、「大寒(だいかん)」です。一年で一番寒い時期なんですが、実はこの寒さで恩恵を受ける物もあるのです。

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「大寒」強烈な寒さピークに

「大寒」を迎えた今朝1月20日は、各地で寒さが強まりました。

どれくらいの寒さなのか?実験のため、水を張った手洗を昨日19日の夜から外に出しておいてみたのですが、朝確認すると表面に大きな氷が…

そして、干しておいた濡れタオルもカチンコチンに…。東京都心に比べると、お台場は海が近いので少し気温が高くなるのですが、今朝はぐっと気温が下がり、暦通りの寒さになったのです。強烈な寒さのピークとなる「大寒」ですが、この寒さを恵みとしてとらえているものもあるのです。

寒波でうま味凝縮「大寒たまご」とは?

ずらっと並んだ美しい卵たち。これは、神奈川県相模原市にある養鶏所できょう20日の朝に撮影された写真です。この卵たちの名前は「大寒たまご」!その名の通り、大寒の日に生まれた卵で、とても美味しいと言われているのですが、一体なぜなのでしょうか?

その理由として考えられているのは、ニワトリが飲む水の量。夏場はたくさんの水を飲むニワトリですが、この時期はあまりとらないため、卵にギュッとうま味が凝縮するそうです。

無病息災を願い…伝統の「寒ざらしそば」

卵だけではありません。

天達気象予報士も10年前に取材に行った栃木県の出流町です。滝行も経験できるこの地域で有名なのは「寒ざらしそば」です。

秋に収穫した蕎麦の実を、1月の大寒の日を目処として3日間ほど凍るような清流に晒してアク抜きをしてから作るのですが、寒い時期の水にさらすことで、そばの香りがよくなるといいます。

「無病息災」や「商売繁盛」を願って食べられる寒ざらしそば。この地域では例年、大寒の日に「大寒祭」というお祭りもおこなわれていますが、今年2021年は新型コロナウイルスの影響で、関係者のみでの開催となるそうです。

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(とくダネ!『あまダネ!』1月20日放送)

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