タイでも「鬼滅旋風」

今タイでは鬼滅の刃が若い世代の間で大ブームになっています。12月に映画が公開されたのを受け勢いを増す鬼滅人気。映画の興行収入も3億円を超えたとみられ絶好調です。バンコク市内には「鬼滅」のカフェも登場し、初日は開店2時間前から大勢のファンが列を作りました。好きなキャラの限定グッズを手に入れようと、1万円以上を投じるファンの姿も。また、マンガや関連グッズも売り切れ続出で、まさに鬼滅旋風が吹いています。アニメイト・バンコク店 ニさん「アニメの放映から連続して人気があるが、劇場版も入ってきてすごい盛り上がる感じですね」(バンコク支局長 佐々木)

文政権と検察の仁義なき戦い

文在寅政権と検察との対立が極限に達しています。検察トップの尹錫悦総長は、文大統領の悲願である検察改革に抵抗し、政権の中枢が関わる不正疑惑を次々に捜査してきました。これに待ったをかけたのが、文大統領の側近である秋美愛法相で、尹総長の捜査手法などに問題があるとして前代未聞の懲戒を請求。12月16日、尹総長に対し停職2カ月の懲戒処分が下りました。しかし、強引とも言えるやり方に文大統領の支持率が急落。民主主義の破壊との批判が出る中、秋法相も辞意を表明しました。尹総長は停職処分の取り消しを求めて法廷闘争に乗り出しており、文在寅政権と検察の仁義なき戦いはしばらく続きそうです。(ソウル支局 川崎)

フランス人シェフら「仕事をさせろ!」

2度の外出規制で、およそ半年にわたって営業ができていない飲食店やサービス業で働く人たちが「仕事をさせろ」と声を上げています。50年以上カフェを経営する男性は、「全く先が見えないことが問題だ。5カ月半も休業した。とんでもないことだ。売り上げはともかく、私たちは働きたいんだ。この『働かせてくれ』という言葉が見えるか?フランス人が労働を求めるなんて珍しいことだ!」と話します。フランスの外出の原則禁止は段階的に緩和されていますが、感染者が思うように減らず、美術館や映画館などの再開がおよそ3週間延期されました。飲食店は年明けの1月20日から営業が認められるはずでしたが、カステックス首相はこの予定も「保証できない」と発言。苦境が続く飲食店関係者の不満が募っています。(パリ支局 藤田)

「仕事をさせろ!」フランス人シェフらが労働を求めて異例のデモ
この記事の画像(10枚)

闇営業に厳しい取り締まり

ロシア第二の都市・サンクトペテルブルクでは新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、飲食店は午後11時以降、営業禁止ですが、闇営業する店も現れています。深夜営業を続けるバーに一斉に踏み込む大勢の警察官達。

深夜営業を続けるバーに一斉に踏み込む大勢の警察官ら

室内に入るとその場にいた客を警棒で何度も叩いています。客は床に伏せるなどしていて無抵抗に見えますが、警察官は店内に目を光らせ、厳しく取り締まります。闇営業の店は他にも…。捜査関係者は「捜査が終わるまで座ったまま動くな!」と命じます。サンクトペテルブルクの一日の感染者は3700人を超えていて、市長は飲食店の年末年始の営業を禁止しました。ロシア屈指の観光の街が、ロックダウンの瀬戸際で苦悩しています。(モスクワ支局長 関根)

客は床に伏せ、捜査員らは客を警棒で何度も叩いている

推定500年前の壁画発見

世界遺産で日本人にも人気の観光地トプカプ宮殿で、推定500年前の壁画が発見されました。トプカプ宮殿はコンスタンチノープルを征服したオスマン帝国の皇帝、メフメト2世が建造したもので、歴代スルタンの住居であり、かつ、政治の中枢でした。こちらが発見された壁画です。色が大変鮮やかで、図柄もハッキリとわかります。石膏の下から現れた壁画は鳳凰や植物などの文様が特徴の「サズ様式」で描かれ、この手法はオスマン帝国が芸術面でも最盛期を迎えた16世紀に誕生しました。トプカプ宮殿でサズ様式の壁画が見つかったのは今回が初めてで、監督官庁である宮殿局は、近い将来一般公開する予定です。(イスタンブール支局長 清水)

発見された推定500年前の壁画

サンタクロースにもアクリル板

クリスマスに欠かせないサンタクロース。こちらのショッピングモールのサンタの前には、透明の大きなアクリル板が設置されています。感染者数が世界最多のアメリカでは、クリスマスイベントに参加したサンタが新型コロナウイルスに感染する事例が発生。このため記念撮影も、アクリル板やビニール越しで、オンライン予約にするなど、各地で様々な対策が取られています。一方、年明け1月に開催されるバイデン次期大統領の就任式は、規模を大幅に縮小し大半をオンライン形式で行う方針が発表されました。従来は、市内に数百万人が集りお祭り騒ぎとなりますが、今回は周辺を訪れないよう異例の呼びかけを行っています。(ワシントン支局 石橋)

サンタクロースの前にもアクリル板

「希望は届いた」が、厳戒態勢続く

アメリカでいよいよ新型コロナワクチンの接種が始まりました。ロサンゼルスの病院でも今、医療スタッフへの接種が行われています。この病院では690本のワクチンを確保し、感染リスクの高いスタッフから優先的に打つことにしています。ワクチンにより「希望が届いた」と感染収束へ期待が高まる一方、この地域では感染者が記録的に増え続けていて、地域の全ての病院で集中治療室のベッドがいっぱいになりました。重症で運ばれてきた患者も救急車の中で待たせておくしかない危機的な状況です。ワクチンが市民に行き渡るまでには時間がかかるため、年末年始のホリデーシーズンもまだまだ厳戒態勢が続きます。(ロサンゼルス支局長 益野)

「もみの木」売上げアップ

街は今、綺麗なイルミネーションで彩られクリスマスムード一色です。ただ、感染拡大の中で迎えるクリスマスとあって、街の賑わいは例年に比べ少ない印象です。この時期の風物詩といえば、露店にずらっと並んだクリスマスツリー用のもみの木。多くの人が訪れ熱心にもみの木を品定めしています。クリスマスを海外で過ごしたり大勢で集まる事が制限されたため、本物のツリーを自宅に飾り気分を盛り上げようともみの木の売り上げがUPしています。私もおよそ4000円の鉢植えタイプを初めて購入しました。我慢が多いからこそ少しでも素敵なクリスマスにしたい、そんな思いが伝わってきます。(ロンドン支局 小堀)

露店にずらりと並ぶもみの木は、このシーズンの風物詩

「PEACE OUT 2020」

今年の残りの日数をカウントダウンするこの時計には、数字の上に、「PEACE OUT 2020」という文字が書かれています。日本語で「さようなら2020」という意味なんです。主催者は「2020年はニューカーにとっても困難な年だった」と話していて、コロナ禍で人々が苦しんだ2020年に、「さよなら」したいという思いが表れているようです。新型コロナウイルスでアメリカでは30万人もの命が失われましたが、希望の光となりそうなのがワクチンの接種です。政府は3月までに1億人への接種をめざしています。2020年に平和に「さよなら」できるかは、この後の「勝負のホリデーシーズン」にかかっています。(ニューヨーク支局 ムローザ)

「PEACE OUT 2020」

注目の垂秀夫大使

あちらは北京市内にある日本大使館です。新たに着任した垂秀夫大使が開いた初の記者会見は、中国メディアからも大きな注目を集めました。中国語が堪能で人脈豊富な垂大使は、その情報収集能力から「中国当局が警戒する人物」とも言われます。しかし、中国共産党系メディアは、「古くからの友人が両国の交流のためにさらによい局面を開いてほしい」と語る大使の友人の言葉を紹介。中国側が友好ムードを演出する背景には、アメリカと対立する中、日本との関係を強化したいという思惑があります。沖縄県尖閣諸島周辺への中国船の領海侵入など懸案山積みの日中関係、垂大使は「主張すべき点は主張する」と是々非々で臨む構えです。(北京支局 木村)

新たに着任した垂秀夫駐中国大使

クリスマスツリーが炎上

クリスマスシーズン本番を迎え、繁華街が様々な飾りつけで賑わいを見せる中、その象徴が炎上しました。こちらは早朝に、上海市内のショッピングモールでおきた火事の様子。黒い煙を上げて激しく燃えているのは、クリスマスツリーです。すぐに消火され、けが人はいませんでしたが、地元メディアは「クリスマスツリーが一瞬にしてたいまつに変わった!」などと報道。SNS上には「まるで映画のシーン。ありえない!」と驚く声や、「国際情勢からすると、もうクリスマスはいらないのでは?」と皮肉めいたコメントも登場しました。消防当局は、強風の影響で装飾灯がショートしたことが火事の原因とみて、注意を呼びかけています。(上海支局長 森)

「看看新聞」より

 

【取材:FNN海外特派員取材班】