ロッテのリリーフ左腕・松永昂大(32)は12月3日、今季取得した国内FA(フリーエージェント)権を行使することを表明した。

「FA宣言をさせていただくことになりました。自分が得た権利なので行使したいと思いました」と松永。

香川・高松商高から関西国際大、大阪ガスを経て2013年にドラフト1位で入団。プロ7年で通算359試合に登板し16勝15敗1セーブ、135ホールド、防御率2.91。貴重な左のリリーバーとして活躍を続ける。

プロ8年目の今季は左肘が万全ではなく、2軍で調整を続けていたが、7月下旬に1軍昇格した。
7月31日、ZOZOマリンでの楽天戦で見せ場は訪れた。7回2アウト2・1塁の場面だった。

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バッターは昨季までチームメートで左の鈴木大地(31)。
外角低めいっぱいに自慢のスライダーを投じ、ショートゴロに打ち取る。

2アウト3・1塁とし、続くバッターはまたも左の茂木栄五郎(26)。
次の4番・浅村栄斗(30)には回したくない場面。

初球、2球目とキレのあるストレートで2ストライクに追い込み3球目。

141キロのストレートが外角低めいっぱいに決まり、見逃しの三球三振。捕手の田村龍弘はガッツポーズを見せた。

完全復活が期待されたが、左肘は万全ではなく8月に抹消された。今季は5試合に登板し、3ホールドにとどまったが、防御率は0.00と安定感は抜群。ピンチでも動じないマウンド度胸もある。

今後について「残留するにしても移籍をすることになったとしてもFAをすることで新しい経験が出来る。この経験を生かして、来年からやっていきたいと思いました」と来季以降を見すえた。球団はFA宣言後の残留も認めており、松永の決断を待つことになる。

(フジテレビ・加藤忍)