お米を洗う水と吸水させる水には、冷水を使います。10月は地域によって水道水の温度が20度前後あるため、最初の水(お米が最初に触れる水)と、最後の水(吸水に使う水)だけは、冷蔵庫で冷やしておいた水を使うのがおすすめです。事前に冷やしていなかった場合は、水を張ったボウルに氷をたっぷりと入れ、完全に氷が溶けた状態の冷水を使用しましょう。
吸水は冷蔵庫の中で6時間以上。低温で時間をかけてしっかりと吸水させることで、水が米粒のすみずみまで行き渡り、芯から熱を入れることができるため、ふっくらと炊き上げることができます。
早炊きモードは蒸らし時間が含まれていないことが多いため、炊き上がりの合図が鳴ったら、ふたを開けずに10分待ってから、しゃもじで飯きり(天地を返しながら全体を混ぜること)をするようにしましょう。
炊飯に熱々の出汁はNG
炊飯する際、水に酒や塩などを入れる炊き込みご飯の場合は、たとえば酒を大さじ1杯入れるなら、酒を入れる前に水を大さじ1杯減らします。
また、水ではなく出汁を使って炊飯する場合、ひきたて熱々の出汁を使うのはおすすめできません。出汁はあらかじめひいておき、冷蔵庫で冷やしておいたものを使いましょう。
吸水させておいたお米をザルにあげ、お米とお米が吸っている水の量(重さ)を計量した上で、出汁を足していきます。
たとえば、お米2合で出汁を使った炊き込みご飯を作る場合、お米2合は300グラムで、炊飯水(出汁)を400グラムにしたいなら、合計で700グラムになります。そのため、吸水後のお米の重さを量って390グラムになっていた場合、合計で700グラムになるよう、出汁・醤油・みりんなどを合わせて計310グラムを足す、というわけです。
具材の入れ過ぎに注意
具沢山の炊き込みご飯は豪華に見えますが、具材を多く入れすぎてしまうと、具材から出た水分でご飯がやわらかく水っぽくなったり、熱の対流が妨げられて炊きむらが強調されたりする原因になります。
炊き込みご飯はあくまでご飯が主役ですので、具材の入れ過ぎには注意が必要です。また、牡蠣や大根など水分量が多い具材を使う場合は、あらかじめ炊飯水を少なめに設定すると良いでしょう。
具材をお米と混ぜ込んでから炊飯してしまうと熱の対流を妨げてしまうため、具材はお米の上にのせて炊飯し、炊き上がってからしゃもじで全体を混ぜ込むようにします。

