家族が「130歳」だと信じる根拠は、大切に保管されてきた1枚のカードだ。
タイの仏暦で「2439年9月18日」と記載されている。西暦で「1896年」、日本では「明治29年」生まれにあたる。
地元のメディアもこぞって取り上げ、「タイの6つの時代を生きてきたおばあちゃん」と大注目の的に。
1896年といえば当時のラーマ5世の時代。現在までの歴史をまるごと駆け抜けてきた計算になり、セーンさんは一躍、時の人となった。
家族は「まさかこんな騒ぎになるなんて!取材陣が押し寄せて胸がバクバクでした」と、突然のフィーバーに目を丸くする。
ポケットからポロリ! 偶然、見つかった身分証
なぜ今になって130歳という年齢が話題になったのか。そこには少し不思議な経緯があった。
実はこの身分証、かつてなくしたと思い込まれ、警察に紛失届まで出されていたのだ。
ところが2〜3年前、家族が寺へ修行に行くため、セーンさんが昔着ていた白い服を引っ張り出したところ、小さなポケットから折り畳まれたカードがポロリ。ビニール袋に入った状態で発見されたという。
家族は「ずっと探しても見つからなかったのに、服のポケットから出てくるなんて!それからは大切に保管しています」と話す。
その後、噂を聞きつけた地元の僧侶がセーンさんを訪問。身分証をSNSに投稿したことで、一気に話題が広がっていった。

