身元を特定するためのマイクロチップ装着や去勢手術、ワクチン接種、歯の治療など記載されていた費用は合計445件に上った。

上昇の幅が際立って大きかったのが、オス猫の去勢手術で、3年前は40.32ポンド(日本円で約8700円)だったのが、今年は77.61ポンド(約1万7000円)と、3年間で2倍近く上昇していた事が分かった。

同じ期間のイギリスの物価上昇率は、約9%なので、ペットの医療費は、それをはるかに上回るペースで増えており、繁殖の管理を難しくしていたのだ。
日本でも120匹の犬が
ペットの多頭飼育をめぐる問題は日本でも起きている。
3年前に北海道佐呂間町で、120匹を超える犬の保護が求められた際には、牧場で飼育されている牛の足元で、多数の犬が吠え続けていた。

牧場主が捨て犬を保護したが、過剰な繁殖を繰り返し、手に負えない数になっていたのだ。
環境省によると、日本でのこうした多頭飼育に関する苦情は年に2000件以上にのぼる。

動物と共に生きる社会で、命を抱え込ませないために何ができるのか。
飼い主の高齢化や物価の上昇によって問題が深刻化しているイギリスの現状は、日本が直面しつつある姿なのかもしれない。
(「イット!」8月19日放送より)

