ロシアのプーチン大統領が、北方領土の択捉島を初めて訪問しました。
ロシア国営のタス通信によりますと、プーチン大統領は8月13日、実効支配する北方領土の択捉島を訪れ、水産加工施設を視察しました。
現職の大統領が北方領土を訪問するのは、2010年に当時のメドベージェフ大統領の国後島訪問以来16年ぶりです。
プーチン大統領は8月4日から日本海などで行われているロシア軍の太平洋艦隊の軍事演習の視察のため、サハリンを訪問しています。
8月12日の会合では北方領土について、「第二次世界大戦の結果としてロシアへの帰属が国際文書で確定している」と従来の主張を繰り返していました。
今回の訪問は日本の領土返還要求に応じない姿勢をアピールする狙いがあるとみられます。
これに対し茂木外務大臣は、「北方四島は歴史的にも国際法上も我が国固有の領土であり強く抗議する」とのコメントを発表。
一方、元島民は…
「ロシアはこういう風に出てくると想像していた」
「日本は力強く、今までのことを始めから話そうという気持ちを持って話し合ってもらいたい」(千島歯舞諸島居住者連盟 角鹿泰司根室支部長)
長年ロシアとの交渉に関わってきた鈴木宗男参院議員は次のように指摘しました。
「今回択捉島に行ったからと言って、厳しい反応をしたのでは、稚拙で知恵のあるしたたかな外交ではない」
「きのうのプーチン大統領の発言から、安倍総理との時代の良好な関係を作りたい、戻したいということを、深読みして賢明な外交をすべきだと思う」
