アメリカのトランプ大統領が、暗殺の脅威を受け、極秘に別の軍用機で移動した際、「おとり」となった機体にルビオ国務長官らが乗っていたことがわかりました。
トランプ大統領は7月8日、NATO首脳会議を終えてトルコを出国する際、カメラの前で一度、旧型の大統領専用機に乗り込んだあと、機内食を運ぶ車両を使って別の軍用機にひそかに乗り換えました。
イランによる暗殺の脅威を受けた措置で、旧型機はトランプ氏が乗っているように見せかける「おとり」として使われました。
こうした中、CBSテレビは12日、この「おとり」となった機体に、ルビオ国務長官やベッセント財務長官らが乗っていたと報じました。
2人は、トランプ氏が別の機体で移動することを知っていたということです。
一方、トランプ氏が実際に乗った別の軍用機には、ヘグセス国防長官らが同行していました。
同行記者団には乗り換えが知らされておらず、記者団は、トランプ氏も同じ機体に乗っていると思っていたということです。
ニューヨーク・タイムズは、アメリカの情報機関が、大統領専用機を地対空ミサイルで狙う具体的な脅威のほか、NATO首脳会議の周辺でミサイルを持った人物が目撃されたとの情報を把握していたと報じています。
さらに、イラン側がトランプ氏のアンカラでの滞在先を建物の何階にいるかまで把握していたということです。
トランプ氏は11日、「私は多くの脅威を受けている」とした上で今回の措置は軍とシークレットサービスの判断だったと説明しています。
