夏の風物詩「松江水郷祭」が、8月1日、2日の2日間開かれ、宍道湖では合わせて2万1000発の花火が打ち上げられ、夜空と湖面を彩りました。
7月28日の熊本地震、そして6月に発生した出雲市の大火の被災地復興の願いも込められました。
「松江水郷祭」メインイベントの湖上花火大会では2日間で合わせて2万1000発の花火が夜空と湖面を彩りました。
花火と合わせて会場を盛り上げたのはドローンショー!
テーマは小泉八雲の「怪談」。
1000機のドローンが変幻自在に編隊を組んで、ろくろ首や耳なし芳一など怪談のストーリーを夜空に浮かび上がらせました。
観客:
「まだ夏始まったばっかりなんですけど、今年いちばんの思い出になりそうです。」
「いい花火でした。ドローンもいいネタがあってよかったです。」
「視界いっぱいに広がる花火で最後泣いちゃいました。」
祭りの主催団体によると2日間の来場者数は、過去最高だった2025年と並ぶ69万人。
2023年から導入されている湖上花火大会の有料観覧席は7月31日までに約8割が販売済みで、売れ行きは好調だったということです。
2026年、会場に置かれたのは義援金箱。
7月28日に発生した熊本地震と6月に起きた出雲市の商店街大火への支援を来場者に呼びかけました。
「がんばろう、熊本」
ドローンショーでは、最後に熊本県の被災地にエールが贈られました。
杉谷紡生記者:
水郷祭2日目の湖北エリアです。このエリアの有料観覧席には、火災があった出雲市商店街の方たちが招待されています。
大規模火災があった出雲市の商店街の復興を後押ししようと祭りの主催団体が2日、有料観覧席100席を無償で提供商店街の関係者を招待しました。
この招待席で花火を見つめていたのは林隆友さんと母・政子さん。
出雲市の「サンロードなかまち」で営業していた中華料理店「桃花園」の店主親子です。
創業70周年、親子三代で受け継いできた店があの大火で全焼。
がれきの撤去に追われながら、店の再建など「これから」のことを思い悩む毎日でしたが、久しぶりに夜空を見上げました。
桃花園店主・林隆友さん:
前向きな気持ちになれました。まだまだ吹っ切れない部分があったが、花火と一緒に気持ちが晴れるような気持ちでした。
母・政子さん:
(火災の)夢を見たり、毎日がどんどん落ち込んでいくんですね。きょう花火を見てやっぱりすっきりしました。松江の皆さんのおかげもあるし、頑張らなくちゃと思った。
桃花園は再開に向けて頑張ります。
大輪の花火に2人は前を向きました。
古くから、慰霊や鎮魂、平和への祈りを込めて打ち上げられる花火。
湖上を彩った水郷祭の花火にも今年は特別な思いが込められました。
