今回の地震は10年前の熊本地震を引き起こした断層の「割れ残り」が影響したとされています。専門家は富山でも同じような地震が起きる可能性があると指摘します。

28日に熊本県で最大震度7を観測した地震。10年前、2016年の熊本地震と同じ「日奈久断層帯」で起きました。

今回の地震を引き起こしたとされるのが断層の「割れ残り」です。

10年前は断層帯の北の端で発生しましたが、今回は10年前に動かなかった南側で起きました。

*富山大学 立石良准教授
「断層がずれて地震が起きるが、周りの力のかかり具合が大きく変化する。動かなかったところは、力のかかり方が変わって動きやすくなると言われている。そういった状態を『割れ残り』と呼んでいる」

富山大学の立石准教授。2024年の能登半島地震を引き起こした海底断層も同じようなリスクを抱えているといいます。

*富山大学 立石良准教授
「能登半島地震のときも、東側に海底活断層が連続していて、そちらが動くんじゃないかと心配されていた」

立石准教授は2007年と2024年の能登半島地震を引き起こした能登半島の海域では、割れ残りの断層や今後動く可能性がある断層が複数あり、引き続き備えが必要だと話します。

*富山大学 立石良准教授
「今回の熊本の地震を見ると、そのような心配は10年単位で続くものと捉えた方がいい」

さらに、政府の地震調査研究推進本部は熊本の「日奈久断層帯」を今後30年以内の地震発生確率が最も高い「Sランク」に分類しています。

県内でも「呉羽山断層帯」と「砺波平野断層帯東部」がSランクに分類され、同じようにマグニチュード7程度の地震が発生する可能性があります。

*富山大学 立石良准教授
「呉羽山断層も、同じぐらい、あるいはそれ以上の地震を起こす可能性はもちろんある。いま熊本で見ているような被害が、富山でも発生しうる。どの活断層も、いつでも地震を起こしうるという意識が一番重要だと思う。備蓄であったり、避難所の場所の確認であったり、そういったところをもう一度確認するといいと思う」

富山テレビ
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