連日のように列島を襲う酷暑。
まさに出口が見えない暑さが続く中、茨城県ではラーメンの具材としても人気の“シジミ”の漁獲量に異変が起きています。

日本有数のシジミ産地、茨城県の涸沼と涸沼川。

大涸沼漁業協同組合によりますと、涸沼と涸沼川のシジミの漁獲量は2025年、前の年と比べて5割以上も減ってしまったといいます。

大涸沼漁業協同組合・市村彰組合長:
去年からパタッと採れなくなってどうしてくれるのと。

不漁の原因を調べるため、漁協は2026年5月から涸沼や涸沼川に生息する魚の捕獲調査を実施。

その結果、クロダイの一種であるキビレやアカエイなどが確認され、捕獲したキビレの体内から大量のシジミの稚貝が出てきたといいます。

大涸沼漁業協同組合・市村彰組合長:
あんなにシジミが食べられたのはショック。

キビレは比較的温暖な海に生息していて、以前は涸沼周辺であまり見られなかった魚。

しかし、温暖化により水温が上がったことで近年数が増えたとみられています。

大涸沼漁業協同組合・市村彰組合長:
最近までいなかったキビレが、このごろだいぶ入ってきている。(シジミが)キビレに食われているのかという疑いがある。

不漁の原因はまだ特定できていないものの、組合長はキビレによる食害がその一つである可能性があると考えています。

涸沼産のシジミを使ったラーメンが人気の店で話を聞いたところ、シジミの仕入れ価格が上がっているといいます。

やちべえ・深作たみ子さん:
上がってる、上がってる上がってる。本当に困る。シジミがないのは。(シジミラーメンは)一番の名物だから。年々取れなくなっているから心配。

最近はシジミの入荷量が限られていて、名物のシジミラーメンを提供できない日もあるということで影響の広がりが心配されます。