ハンマー投げで2026年の高校生全国トップ記録を持つ鹿児島南高校3年の坂口はな選手が、いよいよインターハイに挑む。「1投目で自己ベストを更新し、いい流れを作って優勝する」と力強く宣言する坂口選手。砲丸投げからのコンバート、バドミントンやバレーボールで培った身体能力、そして最大140キロを持ち上げるウエイトトレーニング――積み重ねてきた努力が、今まさに花開こうとしている。

県総体で全国トップ記録、南九州大会も制す

鹿児島市出身の坂口はな選手は、5月の県高校総体で自己ベストを更新する58m06のビッグスローを記録し、優勝を飾った。この記録は2026年の高校生女子ハンマー投げにおける全国トップの記録である。続く南九州大会でも優勝し、インターハイへの出場権を手にした。

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しかし本人は「まだ目標としている記録には距離があるので満足はできていない」と語る。全国トップの記録を持ちながらも、さらなる高みを見据えるその姿勢が、坂口選手の成長を支えている。

砲丸投げからハンマー投げへ、2年生で本格始動

坂口選手が最初から現在の種目を専門にしていたわけではない。入学当初は砲丸投げを専門としており、ハンマー投げを本格的に始めたのは2年生になってからだ。

トレーニング中の 坂口はな選手
トレーニング中の 坂口はな選手

それでも転向後に急速に力をつけられた背景には、1年生時代の積み重ねがある。「1年生の頃に基礎的なものを先輩や先生方に教わったので、2年生になって土台がしっかりできていた」と坂口選手自身が振り返るように、技術の土台は着実に築かれていた。

ハンマー投げへの挑戦を勧めた陸上部顧問の國元武先生は、坂口選手の強さについてこう語る。「自分の大きい体を支え、地面から力をもらい、物に伝えることができるのが彼女の強さ」。身体の使い方そのものが、この種目への適性につながっているというわけだ。

バドミントン・バレー・ウエイト、異競技の経験が支える強靱な下半身

坂口選手の競技歴は陸上だけにとどまらない。小学生ではバドミントン、中学生ではバレーボールに打ち込んでいた経験が、現在の強靱な下半身の強さに直結している。異なるスポーツで積んだ身体的な基礎が、ハンマー投げという種目において大きなアドバンテージになっているのだ。

加えて、力を入れてきたウエイトトレーニングでは最大140キロの重さを持ち上げられるまでに成長し、体幹もしっかりしてきたという。練習では、ハンマーを投げるフォームや足の動きを念入りに確認する姿が見られる。大会直前のいま、「8割くらいまで状態は上がってきている」と本人は手応えを語っており、調子は着実に上向いている。

ウエイトトレーニングに取り組む 坂口はな選手
ウエイトトレーニングに取り組む 坂口はな選手

インターハイ、そしてその先へ

坂口選手の夢はインターハイの頂点にとどまらない。全国の舞台を超え、世界での活躍も見据えている。急成長を続ける18歳が、まず目指すのは初の全国大会での優勝だ。

「本番では1投目で自己ベストを更新し、いい流れを作って、高校の歴代記録を超えて優勝します」――その言葉には、積み上げてきた自信と、さらなる高みへの強い意志が滲む。

陸上競技は滋賀県で行われ、坂口選手が出場する女子ハンマー投げの決勝は8月2日に実施される予定だ。鹿児島南高校から全国へ、坂口はな選手の投てきに注目したい。

【動画で見る▶【目指せ!インターハイ優勝】ハンマー投げ・坂口はな選手(鹿児島南高校3年)

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鹿児島テレビ
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