6月末から続いた大雨で農作物への被害が出ているところがあります。

このところの暑さの影響も心配される中、福岡県内の農家を取材しました。

6月下旬から福岡県内で降り続いた大雨。

平年の約1.5倍の雨が降り、各地で浸水や土砂崩れなどが相次ぎました。

その後、梅雨明けしたもののその爪痕はあとをひいています。

福岡県朝倉市で80年続くナシ農園。

木にはたくさんの実がつき、大きくなりつつありますが、よく見ると…。

◆記者リポート
「こちらの畑は8月に収穫を迎えるということですが、せっかく大きくなった実がぱっくりと大きく割れてしまっています」

農園の代表に園内を案内してもらいました。

◆林農園 林 誠吾 代表
「こんな感じですね、採ってみると。今回は特に雨が多かったんで」

ナシの実に水分が急激にまわったことで破裂してしまう「裂果」という現象です。

この農園では6月末からの大雨で1000個以上が割れてしまったといいます。

割れたものの多くは「幸水」や「豊水」といった品種で、贈答用やお盆用などで収穫を待つばかりでした。

◆林農園 林誠吾 代表
「急にドンと降ったんで割れ始めました。裂果はどうしようもないから、仕方ないという一言なんですけども、やっぱり残念だなというのが一番の思いですね」

梅雨が明けてしばらくは大雨の心配もなくなり、いったんは胸をなでおろした林さんですが、新たな懸念が…。

それはこのところの高温。

気温が35度以上になる猛暑日が続くと、今度はナシの実が柔らかくなってしまう「高温障害」が出てくるといいます。

◆林農園 林誠吾 代表
「梨の実が透明になったりとか、もう出荷できない状況になって、去年はものすごく被害を出した状況です。(収穫量が)3~4割減というところでした」

ここ10年ほどは毎年のように大雨や高温などに悩まされ、気温がより低い山の上に栽培地を移すなどの対策も取っているといいます。

◆林農園 林誠吾 代表
「ナシの栽培環境も本当悪くなってきています。いろいろ土作りとかをしっかりして、おいしいものを作って、待ってるお客さまがいらっしゃいますので、その方たちのためにも、しっかりナシ作りは続けていきたいな、と思ってます」

天候に大きく左右されるナシ栽培。

より多くの収穫につなげるべく生産者の油断できない日々が続きます。

テレビ西日本
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