女性職員へのセクハラ認定を受けた前職の辞職に伴う福岡県田川市の市長選挙は、「しがらみのなさ」を訴えた新人の浦野仁さんが初当選を果たしました。

12日に投開票された田川市長選は、学習塾の元代表で31歳の新人・浦野仁さんが初当選を果たしました。

◆浦野仁 氏(31)
「市民が市民であることを誇りに持てるような田川市の新時代を作ってまいります」

今回の選挙の発端となったのはー

◆田川市 村上卓哉市長(当時)
「深く反省した上で5月31日での辞職を決意しました」

女性職員へのセクハラ行為が認定された前職の村上卓哉市長が、1期目の任期半ばで辞職したことでした。

その村上さんも「改めて信を問う」として出馬を表明し、選挙は一転、出直し選となりました。

◆前田川市長 村上卓哉氏
「もう一度、みなさま方と心を一つに田川を一歩前に黒から白に変えるために共に戦ってください」

選挙は当初、浦野さんと村上さんに加え、元職の二場公人さんや、女性との不適切な関係を理由に議員辞職した元県議の佐々木允さんによる大混戦になるとみられていました。

しかし、返り咲きを狙った前職と元職に2倍近い差をつけて浦野さんが圧勝する結果となりました。

【開票結果】(投票率:58.08%)
★浦野仁(無・新) 8,345(当選)
・二場公人(無・元) 4,637
・村上卓哉(無・前) 4,232
・佐々木允(無・新) 3,399

一方、セクハラ問題について「辞職で一定の区切りがついた」として出馬に踏み切った村上さんでしたが、女性票の大半がクリーンさを強調した浦野さんに流れたとみられています。

◆前田川市長 村上卓哉氏
「力不足、そして市民の皆さまに与えた不信感、失望、これがこの結果になった」

福岡県内の現職市町村長で最年少となる浦野さん。

13日朝、職員が出迎える中、初登庁し初当選の喜びをかみしめました。

◆田川市 浦野仁 新市長
「教育政策と両輪になる予算の確保、ふるさと納税の増収をやっていきたい。職員だけでなく田川市民全体で市を前に進めていく」

若きリーダーの誕生に市民は何を望むのでしょうかー

◆市民(20代)
「若者目線で新しい視点で地域活性化していただけたらうれしい」

◆市民(10代)
「閉鎖的なのでそれがちょっとでも良くなったらいい。クリーンに仕事してほしい」

任期は4年間。

課題が山積する中、若い市長の手腕が問われます。

テレビ西日本
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