梅雨明けした九州北部地方。福岡県内各地で最高気温が30℃を超えるなか、本格的な夏の訪れを感じさせる花が、福岡・糸島市で見頃を迎えている。
朝に咲いて夕方にはしぼむ“一日花”
糸島市を南北に流れる雷山川。その川沿いに鮮やかな黄色い花を咲かせているのはハマボウだ。

直径6センチほどの可憐な花を咲かせるハマボウは、ハイビスカスの仲間。夏を代表する花のひとつで、朝に咲いて夕方にはしぼんでしまう、いわゆる“一日花”としても知られている。

雷山川の下流沿いには、約1.7キロに渡り730本ほどが自生していて、この規模は九州では最大という。

福岡県では絶滅危惧種と天然記念物に指定
ハマボウは、河口や海岸など淡水と海水が混ざり合う汽水域の周辺場所を好んで生息するが、護岸工事などの影響で年々その数は減少。福岡県では絶滅危惧種と天然記念物に指定されている。

沿岸・流域環境保全学などが専門の九州大学大学院生態工学研究所の清野聡子・准教授は「1本だけ残すもではなく、群落ということで、残すために本当にいろんな人が協力して残されてきたものなので、都会の近くでは本当に貴重」と話す。

ハマボウを目当てに訪れた人たちは、希少な花の姿を撮影するなどしていた。

「なかなか珍しいので『いいな』と思って。きれいで元気の源になる」(50代・女性)

「ずっとこの風景が、これから先も変わらずに見られることを願っている」(60代・男性)

希少な絶滅危惧種、ハマボウは、7月末頃まで楽しめるという。
(テレビ西日本)

