連日猛暑が続く福島県内ですが、今週の梅雨明け発表はなさそうです。福島テレビの斎藤恭紀気象予報士の解説によると、理由は土日に控える「今季一番の大気不安定」。猛暑から一転して雷雨やひょう、大雨の恐れがある今後の見通しと、10日のエリア別の天気をお伝えします。
■猛暑のち雷雨やひょう
太平洋高気圧に覆われて夏本番の暑さが続いていて「もう梅雨明け?」と思ってしまいますが、仙台管区気象台の見解も含め、今週中の梅雨明け発表は見送られる見通しです。
注目すべきは、この土日の天気です。上空に強い寒気が流れ込む影響で、大気の状態が「今シーズン一番」と言えるほど非常に不安定になります。これは地上と上空の温度差が大きくなることで積乱雲(カミナリ雲)が急発達し、激しい雨や雷を引き起こす現象です。
この土日は猛烈な暑さから一転して、ゲリラ豪雨のような激しい雷雨や、ひょうが降って農作物に被害が出る恐れがあります。さらに日曜日から月曜日にかけては、会津地方を中心に大雨となる可能性もあります。農家の方は事前に防雹(ぼうひょう)ネットを確認し、週末のアウトドアを予定している方は計画の見直しや雨具・スマートフォンの充電など、早めの対策をとってください。
■あすのエリア別天気
【会津地方】
朝からおおむね晴れますが、午後は南会津や裏磐梯周辺の山沿いで夕立(にわか雨)の可能性があります。
会津若松市では最高気温35℃の猛暑日となる予想です。こまめな水分・塩分補給を心がけてください。
【中通り】
日中は晴れる見込みです。ただし北部(福島盆地周辺)では、吾妻山周辺でカミナリ雲が発達しやすいため、西の空に「もくもくとした黒い雲」が見えたら急な強い雨に注意してください。
今夜から明日朝にかけての最低気温は福島市で23℃など、寝苦しい夜になりそうです。日中も郡山市などで34℃まで上がり、最小湿度も60%前後と高いため、立っているだけで汗が吹き出すような「油照り(あぶらでり)」の蒸し暑さになります。エアコンを適切に使い、熱中症に厳重に警戒してください。
【浜通り】
終日、晴れ間の広がる天気となる見込みです。
海上では、はるか遠くの低気圧などから伝わってきた波の周期が長い「うねり」が入っています。見た目は穏やかに見えても、海岸付近で急に大きな波となったり、小さな船が揺れやすくなったりします。海のレジャーや船舶の運行には十分な注意が必要です。
※2026年7月9日放送の福島テレビ・テレポートプラスの天気コーナー「福テレ空ネット」からの抜粋記事。気象情報は放送時(午後6時半時点)のもの。最新の予報をご確認ください。
