愛媛県今治市で、菊間瓦に続く新たな地場産業の創り出す本格的な取り組みが始まりました。それは「バナメイエビの陸上養殖」。地域おこし協力隊員と地元の企業と連携し、試験養殖場を9日に開きました。

バナメイエビの陸上養殖に取り組んでいるのは、今治市の地域おこし協力隊員・藤原敏光さん(55)。元機械エンジニアで、菊間町の新たな地場産業を目指し去年6月から挑んでいます。

陸上養殖の試験場は菊間瓦の工場の跡地を活用。地元の浄化槽業「菊間衛生社」が菊間瓦などの事業者減少や人口減少を憂慮し、藤原さんのシステムを使った本格的な養殖事業への参入に乗り出しました。

開所式では、今治市の徳永繁樹市長や菊間小学校の児童ら約120人の出席者を前に、藤原さんがエビ養殖にかける意気込みを語りました。

藤原敏光さん:
「菊間エビのぜひファンになって頂きたいです。まだまだ小さな挑戦ではあるんですけれど、きっとこれが町全体の挑戦になると思ってます」

菊間衛生社・越智常雄社長:
「地域企業としての挑戦を責任をもって取り組み、地域とともに育てていきたい」

そして関係者が養殖システムを起動させた後、児童が水槽に元気な稚エビを放流しました。

児童:
「大きくなって~」

養殖するバナメイエビは中南米原産で、世界シェア8割を占めるといわれています。

試験養殖場の広さは約180平方メートルでFRP製の水槽を3基設置。1基の水槽で最大1万匹を養殖できるとしていて、薬品などを使わない安心安全な環境で育てるほか、太陽石油が石油精製の冷却用に使った温かな海水を有効活用するということです。

出荷開始は10月上旬を予定していて、最初は5000匹を目指しています。収穫されたエビは、藤原さんがテスト出荷を行っている市内の飲食店ルートのほか、イベントなどでの提供を想定しています。

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テレビ愛媛
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