今週、山開きを迎えた富士山。
初の週末に向け、3日も登山客の姿がありました。

歓迎の声が上がる一方、聞こえてきたのは梅雨と地震への不安の声でした。

頂への挑戦が始まる富士登山の玄関口・山梨県吉田ルート5合目。
霧が立ち込める中、登山者が次々と山頂を目指していました。

山開き後、初の週末を迎える中、売店の担当者は…。

富士山五合目観光協会・小佐野昇一会長:
富士山の夏山は特別なものがありまして、日本中、世界中から登山者が来て、富士山を楽しんでもらえる機会がまた今年もきた。

歓迎ムードが広がっていました。

その一方で多くの登山者から聞かれたのは、この時期ならではの不安です。

梅雨真っただ中での富士登山への不安。
標高3776メートルの富士山では、5合目と山頂との気温差が昼間で約9度、夜間では約13度もあります。

もしも、雨で衣服がぬれてしまうと体感温度はさらに下がり、低体温症のリスクも上がる事態に。

700回以上富士山を登頂しているガイドの太田さんは、梅雨登山は“ぬれないことが一番”だと指摘します。

マウントフジトレイルクラブ・太田安彦代表理事:
レインウェアもポンチョやビニールがっぱだとどうしてもカラダがぬれたり、    ビニールがっぱだと寒さで硬化して破れてしまうケースもある。ある程度の防水性、ある程度の透湿性の上下セパレートのものが望ましいと推薦している状況ですね。

防寒着に加え、機能性に優れた上下に分かれているレインウェアが安全のために欠かせないといいます。

準備が足りていない半袖姿の外国人登山者に対しては「上に登るにはもっと暖かいレインウェアが必要です」と、スタッフが厳しく注意。

変わりやすい天気で知られる富士山だからこそ、梅雨のシーズンは念入りな雨対策が必要です。

さらに、別の不安も。

1週間前には富士五湖を震源とする最大震度6弱の地震が発生。
登山者が不安を抱えるように、もしも地震などが原因で落石が起きてしまったら…。

登山中地震が起きた場合について専門家は…。

マウントフジトレイルクラブ・太田安彦代表理事:
大きな揺れに対しては、自分が滑落しないように体を低くして山側に寄る。ヘルメットがあったらヘルメットをかぶる。シェルターの近くにいたらそこに避難する。

安全に登山を楽しむためにも危機感を持った行動が求められます。

FNN
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