女性職員へのセクハラ認定を受けた現職市長の辞職に伴う田川市長選挙が7月5日に告示され、戦後最多の5人による出直し選挙となる見通しです。
田川市長選への立候補を表明しているのは、新人3人に前職と元職を加えた、いずれも無所属の5人です。
◆田川市 村上卓哉 市長(当時)
「深く反省した上で5月31日での辞職を決意しました」
今回の市長選の発端になったのは、女性職員へのセクハラ行為が認定された当時の村上卓哉市長が今年5月、1期目の途中で辞職したことでした。
◆無所属・新人 浦野仁 氏(31)
「しがらみがないという立場でこの市長選挙に臨むことが市民にとって第3の選択肢、こっち派でもない、あっち派でもない市民派、という選択肢になりうる」
5人の中で最も早く、4月に出馬表明していたのは学習塾の元代表で新人の浦野仁さんです。
当初は時間をかけて知名度を高めるはずでしたが、突然の前倒しを受けて浸透を急いでいます。
続いて名乗りを上げたのは県議を3期務めた新人の佐々木允さんです。
去年4月、女性との不適切な関係を理由に議員辞職した経緯があり、地元の市長選で再起を図るとしています。
◆無所属・新人 佐々木允 氏(45)
「様々な女性の課題として想起されるのは当然だと思いますが、対話を通じて田川の政治を解決に持って行く」
一方、“セクハラ問題などで停滞した市政を立て直す”と訴えているのが、前回の田川市長選で敗れた元市長の二場公人さんです。
2期8年の実績を強調し、返り咲きを目指しています。
◆無所属・元職 二場公人 氏(69)
「落選して、もう政治とは縁を切ろうという思いでいましたが、堪忍袋の緒が切れたというか、どうにかしないといけないと」
争いはこの3人が軸になると見られていましたが、辞職から11日後、当の村上前市長が立候補を表明し、選挙は出直し選になる見通しとなりました。
◆無所属・前職 村上卓哉 氏(55)
「辞職ということで、ある一定のけじめをつけさせていただいたと思っています。それ以上のものを取り返すつもりで職務に当たっていこうと考えています」
さらに、6月22日には新人の今永信之さんが出馬会見を開き、選挙は戦後最多の5人の争いになる見通しです。
◆無所属・新人 今永信之 氏(68)
「(財源の確保として)地熱発電から何からいろんな手があります。(市として)電気を売れる組織をスタートアッププロジェクで作って支える」
7月1日に開かれた公開討論会では、5人の立候補予定者が一堂に会し、ハラスメント対策やふるさと納税による税収アップなど、それぞれの持論を展開しました。
このほか田川市では119億円を要する市役所の建て替えや少子高齢化など課題が山積しているのが実情です。
◆田川市民
「若い人にも来てほしいし、今は問題が山積み。田川が今ひどい状態になっている」
◆田川市民
「(市長が)悪いことしなかったらいいかな」
◆田川市民
「市民がみんなついて行くようなリーダーになってもらいたい」
市政への信頼を取り戻し地域の将来像を描けるのか、田川市長選挙は7月5日に告示され、12日に投開票が行われます。
