現在、店を切り盛りするのは3代目の丸哲夫さんと、息子で4代目の敬一郎さん。明治から令和へ、時代を超えて愛される「伝統の味」がここにある。

名物は「かま定食」。「奥久慈しゃも」「東京しゃも」「地養鶏」と合鴨をブレンドしたひき肉を使用した親子丼とお吸い物と漬物のセット。鳥鍋に入っているつみれと同じひき肉を使用している。

たつた揚げに使用しているのもひき肉。ということで、からあげと竜田揚げを注文。待っている間に、3代目の丸哲夫さん、三島由紀夫の最後の晩餐の時の様子を伺った。

「当時接客した仲居によると、お帰りの際に『先生また来て下さいね』と声をかけたら、『また来いっていわれてもなぁ。そいじゃああの世から来ようか』とおっしゃったそうですと、貴重なエピソードを披露してくれた。
理想とするからあげとは・・・
由緒ある店でビールでカンパイ。
ほどなく、コロッケの様な見た目の「たつた揚げ」が登場。

一口食べた鈴木さんは「うわ~、おいしい。高級料亭のような初めての味」と感激。
植野さんも、「ミンチにしている分、鶏のうま味が出ている。塩とこしょうがきいていて、軽やかなおいしさ。ふわっと漂ってる感じ。これはヒールのために開発された料理じゃないですか」とご満悦だ。
続いては、真打ちの「から揚げ」が到着。

鈴木さんは食べる前から、「見た目は100点!濃い茶色じゃないし、薄い茶色でもないし、“からあげってどういう色”って聞かれたら、まさしくこの色!」と食欲を盛り上げる。
さらに、一口食べ「うまい、求めてたやつだ」と涙目になりながら一言。

植野さんも、「からあげなのに包まれる感じがする。久しぶりに食べてみると、一口食べておいしいだけでなく、何個食べ続けても毎日食べ続けてもじわじわおいしくなる味ですね」と絶賛。
理想のからあげを追い求めてきた一日を振り返り、「丸一日食べてきたけど、まだこんなに美味い。それぞれのからあげにはそれぞれの美味しさがあり、持ち味を全部の店が生かしている。今日出てきたからあげはシンプル寄りで、スタンダードなからあげ、それが僕は一番嬉しかった」と鈴木さん。
植野さんは、「タイトルが『日本一ふつうでおいしい植野食堂』ですからね。毎日食べても飽きない10年後20年後も食べ続けたいようなものを探し続けていて、からあげってその代表選手のひとつだと思う。ぜひ今度一緒にからあげの専門番組を作りましょう!」と誓い合った。
日本一ふつうで美味しい植野食堂
毎週金曜、22時〜22時55分
BSフジで放送中
Tverで見逃し配信中
https://tver.jp/series/srv0f3st58

