東京・神田の居酒屋には、北海道から届いたばかりの旬の毛ガニがずらり。
2026年は毛ガニが異例の豊漁に。
28日、毛ガニが特産の北海道・長万部町では、朝早くから多くの人が長い行列を作っていました。
毛ガニ漁のシーズンに合わせて開催される町の一大イベント「おしゃまんべ 毛がにまつり」。
子供の笑顔がはじける“かに歩き競争”などが行われる中、ひときわ熱気に包まれていたのが、前日に水揚げされたばかりの新鮮な毛ガニの直売です。
地元の研究機構によると、毛ガニの資源量が2025年に比べ約3割増加。
豊漁に沸く2026年は、例年より安くカニを販売しているといいます。
毛ガニ販売店・担当者:
今年はすごく豊漁で、カニも多く入っています。値段もいつもよりも安く提供してますので。
直売所では、2500円から7000円の毛ガニが飛ぶように売れ、訪れた人たちは、ゆでたてのカニの濃厚な旬の味を堪能していました。
そして、「毛がにまつり」のメインイベントが、毎年恒例の“全日本毛がに早食い競争”です。
スタートの合図とともに、一斉にカニにかぶりつく参加者たち。
ルールは至ってシンプルで、制限時間90秒間で毛ガニをどれだけ食べられるかを競います。
全国から集まった30人が参加した、毛ガニの早食い競争。
優勝したのは、236グラムを食べた男性。
2025年に惜しくも3位に終わったリベンジを果たし、商品として毛ガニ20杯をゲットしました。
北海道が異例の豊漁に沸く毛ガニ。
うれしい知らせは早くも東京にも届いていました。
29日、生きのいい毛ガニがずらりと並んでいたのは東京・築地場外市場の鮮魚店。
これだけの毛ガニが店頭に並ぶのは珍しいことだといいます。
築地 京富・門井直也社長:
ここ近年では少ない。ずっと高かったので、すっごい高かった。やっと出てきたかなって感じで、しかも(質が)いいやつなんだ。
ここ数年は不漁続きで高値となっていたといいますが、豊漁の2026年は…。
築地 京富・門井直也社長:
量があれば安い。今までも去年あたり食べられなかったから。年末すごかった、こんなんで1杯1万円とか2万円とか。
この旬の味覚を逃すまいと、東京・神田に店を構える居酒屋でも、毛ガニに注目。
店の目玉メニューにするといいます。
居酒屋ちぇけ・豊田千木良オーナー:
めちゃめちゃ立派。じゃあ全部お願いします。お客さんに喜んでもらえる価格で提供できるかな。またカニフェアをやりたいと思ってます。
26日の金曜日、仕事帰りの一杯を楽しむ人たちでにぎわっていたのは、東京・神田の「居酒屋 ちぇけ」。
“本日のおすすめ”メニューは、北海道でとれた毛ガニのほぐした身がたっぷりのった、毛ガニの甲羅盛りです。
普段は高価な毛ガニがメニューに並ぶことはないというこの店。
北海道での豊漁を受け、毛ガニの仕入れ値は2025年の年末と比べて3分の1ほどに下がったといいます。
居酒屋ちぇけ・豊田千木良オーナー:
年末とかだとめちゃくちゃ高かったり、お店では出せない金額のものばっかだった。おとといくらいはいつもの(仕入れ値の)3分の1くらい。めちゃくちゃ下がってて、ものも良くてって感じ。異例中の異例ですね。
なぜ、2026年は豊漁なのか。
北海道で調査をする専門家は「はっきりと理由は分かっていない」としたうえで、3年前にカニの子供・稚ガニが多かったことが要因の1つであると指摘しました。
北海道立総合研究機構 栽培水産試験場・渡野邉雅道主査:
調査で、実は2023年ごろにかなり小さい毛ガニが(たくさん)出たということが分かってて、今年初めて漁獲対象になる8cm以上になった。なんらかの理由で生き残りがよかったのかなと思いますね。
