JR蒲田駅から徒歩10分。1928年に開店した鳥専門の弁当店「鳥久」の弁当は、人気のロケ弁としておなじみだが、一般の客も購入可能で、連日行列ができるほどの盛況ぶりだ。

「鮭弁当」「特製弁当」「からあげ弁当」の3種類を用意したが、鈴木さんはいつも紫の「特製弁当」一択。

植野さんはからあげと鮭の両方を楽しめる「鮭弁当」を選んだ。

鳥久名物の白いからあげを食べると、「竜田揚げの中で一位です!なんでこんなにおいしいんだろうといつも思っている」と鈴木さん。
植野さんも「これ、これ」と笑いながら、強い香ばしさと、白飯に味の強さがある」と絶賛する。
美味しいものに目がない鈴木さん。地方へ行った時の店選びの方法は「足で探す」ことだとか。
「自分で歩いて、店構えを見て、奥の様子を見て、良いなと思ってから検索するんです。あとは、一体どうやって作ったの?と思うくらい、渋い発注の字体の看板や味が出ているのれんなどにも引かれます」と、独自の名店発見法を明かすと、植野さんも「僕も古いけど汚くないのれんとかをみると、つい店をのぞいちゃいます」と納得。

鈴木さんも、「わかる!そういうところって大概入ると厨房がめちゃくちゃきれいなんですよね。厨房の壁を見ると、こんなに油料理をやっているのに、毎日拭いているんだなとわかる。おいしいお店ってきれいなんですよね」と、食通なりのアンテナを明かした。
三島由紀夫の最後の晩餐が食べられる「末げん」
理想の味を探求する2人の「からあげ道」、3店舗目は鈴木さんがほとんど訪れたことがないという新橋。
JR新橋駅から徒歩2分にあるのが、1909(明治42)年創業の鶏料理店「末げん」だ。

店内はテーブル席に座敷、そして個室。夜は鶏のコース料理が振る舞われる名店。昼時には、老舗の味が手頃な定食で楽しめるとあって、ひっきりなしに客が訪れる人気ぶりだ。また、こちらの店はあの文豪・三島由紀夫が「最後の晩餐」として名物の鳥鍋を味わった場所としても知られている。

