例えば、私の場合、戦略を考えるのが得意なほかの役員と話していると、「私よりも彼が社長になったほうが、みんなにとって幸せなんじゃないか」とモヤモヤすることがあった。
そんなとき、まず「メタ認知」を行い、客観的に自分に質問を投げかけてみた。
「今、私は何を感じているんだろう?」
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「ほかの役員と自分を比較して、自分はダメなリーダーだと落ち込んでいる」
さらに、問いを深めていく。
「どうしてそう思っているんだろう?」
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「リーダーとは、常に強く賢く、みんなを引っ張っていくものだと考えているから。それができない自分は、弱くてダメなリーダーだと感じている」
次が「アクセプタンス」だ。いい・悪いを判断せず、「そんなことを感じていたんだね。それは辛かったね」と受け入れてあげる。
そして、「固執しない」。「今この瞬間」に目を向けてみる。
「今この瞬間、何か問題が起きている?」
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「私が苦手な部分を、役員が助けてくれているから、問題は起きていない。ただ自分が比較して落ち込んでいただけだ」
ここまで気づけたら、「価値に沿った行動」。あとは自分がどうしたいかを選ぶだけだ。
「今はそう考えているけど、本当はどんな価値観を選びたい?」
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「私は、完璧で強いリーダーではないかもしれない。でもその分、人の弱さに心から共感できる、仲間を大事にするリーダーにはなれる!もっとメンバーに感謝を伝えよう」
「メタ認知」で意味付けを変える
こんなふうに、呪いを冷静にメタ認知することから始めれば、物事の意味づけは変えられるし、前向きに捉え直すこともできる。
まずは、自分がどんな呪いに囚われているのかに気づくこと。
そして、弱い自分やダメな自分を、そのまま受け入れること。
自分にできないことは、周りの人を頼ればいい。
そうやって少しずつ呪いとうまくつきあえるようになると、自分の選択は、もっと自由になっていく。
福田恵里(ふくだえり)
ミレニアル女性向けのキャリア支援を行うSHE代表取締役CEO/CCO

