奥能登の病院を統合し、能登空港近くに整備する予定の新しい病院をめぐり、大きな課題となっている「新病院で出産を行うかどうか」を議論する会合が初めて開かれた。
「そのままではすり合わない」奥能登統合新病院の出産機能、行政と医療関係者の溝とは

統合新病院をめぐっては、先月の検討会で県が示した「新病院に出産機能を設けない」とする案に、自治体から反発の声が上がっている。
この日は、産科や小児科に特化した分科会の初会合が開かれ、自治体や病院の関係者など約30人が出席した。
県が改めて提示した医療体制案――助産師配置と域外での出産

この中で県は、新病院に助産師を配置して妊婦の健診や産後ケアを行い、出産はリスクに応じて七尾市の病院や県立中央病院で行う医療体制を改めて提示した。

会合は非公開で行われ、県の提案のほか、新病院で出産機能を持たせた場合の医師の確保策や、リスクの少ない出産だけを新病院で行う方策などについて議論を交わしたということだ。

部門別分科会(産科医療・小児科医療)の谷内江昭宏座長は、会合後に次のように述べた。
「地元で出産ができることを重視する行政の方々の意見と、何よりも安全を重視する医療関係者の意見ではそのままではすり合わない状況はあります。
どういう解決策があるかという最終的なところまでまだ至っていないと思うんです。
意見の交換といくつかの工夫を詰めていくことによってできるのではないかなと思っていますし、やらなければいけないと思います。」

山野知事は、8月に予定している次の検討会までには結論を出すとしており、議論の行方が注目される。
(石川テレビ)
